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(NH4)2Cr2O7 🔥→ 2NH3↑ + 2CrO3 + H2O

二クロム酸アンモニウムが分解すると,アンモニア酸化クロム(VI)が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸塩基反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

熱分解 (非酸化還元反応)
熱分解性物質ルイス共役体
🔥
生成物ルイス酸 + 生成物ルイス塩基

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
(NH4)2Cr2O7二クロム酸アンモニウム1
ルイス共役体
熱分解性

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
NH3アンモニア2
ルイス酸
CrO3酸化クロム(VI)2
ルイス酸
H2O1
ルイス酸

熱力学的変化

標準状態における変化

二クロム酸アンモニウムの分解
(NH4)2Cr2O7結晶性固体
🔥
2NH3気体 + 2CrO3結晶性固体 + H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
249.7
249.7
1 mol あたり
124.8
1 mol あたり
124.8
1 mol あたり
249.7

水溶液における変化 (1)

二クロム酸アンモニウムの分解
(NH4)2Cr2O7水溶液 (解離状態)
🔥
2NH3気体 + 2CrO3結晶性固体 + H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
198.2
198.2
1 mol あたり
99.10
1 mol あたり
99.10
1 mol あたり
198.2

水溶液における変化 (2)

二クロム酸アンモニウムの分解
(NH4)2Cr2O7水溶液 (解離状態)
🔥
2NH3水溶液 (非解離状態) + 2CrO3結晶性固体 + H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
129.8
129.8
1 mol あたり
64.90
1 mol あたり
64.90
1 mol あたり
129.8

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
(NH4)2Cr2O7 (cr)-1806.7[1]
(NH4)2Cr2O7 (ai)-1755.2[1]-1459.5[1]488.7[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
NH3 (g)-46.11[1]-16.45[1]192.45[1]35.06[1]
NH3 (ao)-80.29[1]-26.50[1]111.3[1]
CrO3 (cr)-589.5[1]
CrO3 (g)-385.8[1]
H2O (cr)
H2O (l)-285.830[1]-237.129[1]69.91[1]75.291[1]
H2O (g)-241.818[1]-228.572[1]188.825[1]33.577[1]
* (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態), (cr):結晶性固体, (l):液体

参考文献

参考文献一覧

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