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3(NH4)2Cr2O7 🔥→ 6NO↑ + 5Cr + 12H2O + CrO3

二クロム酸アンモニウムが分解すると,一酸化窒素クロム酸化クロム(VI)が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

熱分解 (酸化還元反応)
熱分解性物質自己酸化還元剤
🔥
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物
オキソ酸塩の熱分解 (酸化還元反応)
オキソ酸塩自己酸化還元剤
🔥
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
(NH4)2Cr2O7二クロム酸アンモニウム3
自己酸化還元剤
熱分解性
オキソ酸塩

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
NO一酸化窒素6
酸化生成物
Crクロム5
還元生成物
H2O12
CrO3酸化クロム(VI)1

熱力学的変化

標準状態における変化

二クロム酸アンモニウムの分解
3(NH4)2Cr2O7結晶性固体
🔥
6NO気体 + 5Cr結晶性固体 + 12H2O液体 + CrO3結晶性固体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
1942.1
647.37
1 mol あたり
323.68
1 mol あたり
388.42
1 mol あたり
161.84
1 mol あたり
1942.1

水溶液における変化

二クロム酸アンモニウムの分解
3(NH4)2Cr2O7水溶液 (解離状態)
🔥
6NO気体 + 5Cr結晶性固体 + 12H2O液体 + CrO3結晶性固体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
1787.6
595.87
1 mol あたり
297.93
1 mol あたり
357.52
1 mol あたり
148.97
1 mol あたり
1787.6

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
(NH4)2Cr2O7 (cr)-1806.7[1]
(NH4)2Cr2O7 (ai)-1755.2[1]-1459.5[1]488.7[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
NO (g)90.25[1]86.55[1]210.761[1]29.844[1]
Cr (cr)0[1]0[1]23.77[1]23.35[1]
Cr (g)396.6[1]351.8[1]174.50[1]20.79[1]
H2O (cr)
H2O (l)-285.830[1]-237.129[1]69.91[1]75.291[1]
H2O (g)-241.818[1]-228.572[1]188.825[1]33.577[1]
CrO3 (cr)-589.5[1]
CrO3 (g)-385.8[1]
* (g):気体, (cr):結晶性固体, (l):液体

参考文献

参考文献一覧

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