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3Na + 2Co(NO3)2 → 3NaNO3 + NO↑ + 2CoO

ナトリウム硝酸コバルト(II)が反応すると,硝酸ナトリウム一酸化窒素酸化コバルト(II)が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

還元性化学種と酸化性化学種の反応
還元性化学種還元剤 + 酸化性化学種酸化剤
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Naナトリウム3
還元剤
還元性
Co(NO3)2硝酸コバルト(II)2
酸化剤
酸化性

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
NaNO3硝酸ナトリウム3
酸化生成物
NO一酸化窒素1
還元生成物
CoO酸化コバルト(II)2

熱力学的変化

標準状態における変化

ナトリウム硝酸コバルト(II)の反応
3Na結晶性固体 + 2Co(NO3)2結晶性固体
3NaNO3結晶性固体 + NO気体 + 2CoO結晶性固体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−948.2
1 mol あたり
−316.1
1 mol あたり
−474.1
1 mol あたり
−316.1
1 mol あたり
−948.2
1 mol あたり
−474.1

水溶液における変化

ナトリウム硝酸コバルト(II)の反応
ΔrG−907.5 kJ/mol
K9.71 × 10158
pK−158.99
3Na結晶性固体 + 2Co(NO3)2水溶液 (解離状態)
3NaNO3水溶液 (解離状態) + NO気体 + 2CoO結晶性固体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−782.5−907.5419
1 mol あたり
−260.8−302.5140
1 mol あたり
−391.3−453.8210
1 mol あたり
−260.8−302.5140
1 mol あたり
−782.5−907.5419
1 mol あたり
−391.3−453.8210

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Na (cr)0[1]0[1]51.21[1]28.24[1]
Na (g)107.32[1]76.761[1]153.712[1]20.786[1]
Co(NO3)2 (cr)-420.5[1]
Co(NO3)2 (ai)-472.8[1]-276.9[1]180[1]
Co(NO3)2 (cr)
2水和物
-1021.7[1]
Co(NO3)2 (cr)
3水和物
-1325.9[1]
Co(NO3)2 (cr)
4水和物
-1630.5[1]
Co(NO3)2 (cr)
6水和物
-2211.20[1]452[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ai):水溶液 (解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
NaNO3 (cr)-467.85[1]-367.00[1]116.52[1]92.88[1]
NaNO3 (ai)-447.48[1]-373.15[1]205.4[1]-40.2[1]
NO (g)90.25[1]86.55[1]210.761[1]29.844[1]
CoO (cr)-237.94[1]-214.20[1]52.97[1]55.23[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態), (g):気体

参考文献

参考文献一覧

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