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MgBr2 + 2NaF 💧→ MgF2↓ + 2NaBr

臭化マグネシウムフッ化ナトリウムが反応すると,フッ化マグネシウム臭化ナトリウムが生成します。この反応は酸塩基反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

沈殿反応
水と混和/水に易溶/水に可溶ルイス酸 + 水と混和/水に易溶/水に可溶ルイス塩基
💧
水に不溶/水に難溶/水に微溶ルイス共役体 + 生成物(非酸化還元生成物)

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
MgBr2臭化マグネシウム1
ルイス酸
水に易溶
NaFフッ化ナトリウム2
ルイス塩基
水に易溶

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
MgF2フッ化マグネシウム1
ルイス共役体
水に不溶
NaBr臭化ナトリウム2
非酸化還元生成物

熱力学的変化

標準状態における変化

臭化マグネシウムフッ化ナトリウムの反応
ΔrG−177.4 kJ/mol
K1.20 × 1031
pK−31.08
MgBr2結晶性固体 + 2NaF結晶性固体
💧
MgF2結晶性固体 + 2NaBr結晶性固体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−173.9−177.410.8
−173.9−177.410.8
−86.95−88.705.40
−173.9−177.410.8
1 mol あたり
−86.95−88.705.40

水溶液における変化

臭化マグネシウムフッ化ナトリウムの反応
ΔrG−57.8 kJ/mol
K1.34 × 1010
pK−10.13
MgBr2水溶液 (解離状態) + 2NaF水溶液 (解離状態)
💧
MgF2結晶性固体 + 2NaBr水溶液 (解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
8.7−57.8222.8
8.7−57.8222.8
4.3−28.9111.4
8.7−57.8222.8
1 mol あたり
4.3−28.9111.4

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
MgBr2 (cr)-524.3[1]-503.8[1]117.2[1]
MgBr2 (g)-309.6[1]
MgBr2 (ai)-709.94[1]-662.7[1]26.8[1]
MgBr2 (cr)
6水和物
-2410.0[1]-2055.7[1]397[1]
NaF (cr)-573.647[1]-543.494[1]51.46[1]46.86[1]
NaF (g)-291.2[1]-310.5[1]217.59[1]34.221[1]
NaF (ai)-572.75[1]-540.68[1]45.2[1]-60.2[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ai):水溶液 (解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
MgF2 (cr)-1123.4[1]-1070.2[1]57.24[1]61.59[1]
MgF2 (g)-723.8[1]-730.5[1]258.39[1]48.62[1]
NaBr (cr)-361.062[1]-348.983[1]86.82[1]51.38[1]
NaBr (g)-143.1[1]-177.06[1]241.19[1]36.32[1]
NaBr (ai)-361.665[1]-365.849[1]141.4[1]-95.4[1]
NaBr (cr)
2水和物
-951.94[1]-828.29[1]179.1[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ai):水溶液 (解離状態)

参考文献

参考文献一覧

  1. 1
    Janiel J. Reed (1989)
    The NBS Tables of Chemical Thermodynamic Properties: Selected Values for Inorganic and C1 and C2 Organic Substances in SI Units
    National Institute of Standards and Technology (NIST)