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Na[AuCl4] + 4e → Na + Au + 4Cl

テトラクロリド金(III)酸ナトリウムを還元すると,ナトリウム塩化物イオンが生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

還元可能化学種の還元
反応物酸化剤 + e
生成物還元生成物

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Na[AuCl4]テトラクロリド金(III)酸ナトリウム1
酸化剤
e電子4
電子

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Naナトリウム1
還元生成物
Au1
還元生成物
Cl塩化物イオン4

熱力学的変化

水溶液における変化

テトラクロリド金(III)酸ナトリウムの還元
ΔrG−27.87 kJ/mol
K7.63 × 104
pK−4.88
Na[AuCl4]水溶液 (解離状態) + 4e
Na結晶性固体 + Au結晶性固体 + 4Cl水溶液 (非解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−106.3−27.87−1.3
−106.3−27.87−1.3
電子
1 mol あたり
−26.57−6.968−0.33
1 mol あたり
−106.3−27.87−1.3
1 mol あたり
−106.3−27.87−1.3
塩化物イオン
1 mol あたり
−26.57−6.968−0.33

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Na[AuCl4] (ai)-562.3[1]-497.04[1]325.9[1]
e
* (ai):水溶液 (解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Na (cr)0[1]0[1]51.21[1]28.24[1]
Na (g)107.32[1]76.761[1]153.712[1]20.786[1]
Au (cr)0[1]0[1]47.40[1]25.418[1]
Au (g)366.1[1]326.3[1]180.503[1]20.786[1]
Cl (g)-233.13[1]
Cl (ao)-167.159[1]-131.228[1]56.5[1]-136.4[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態)

参考文献

参考文献一覧

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