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MgBr2 + 2H2O 💧⚡→ Mg(OH)2 + Br2 + H2

臭化マグネシウム水溶液を電気分解すると,水酸化マグネシウム臭素水素が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

水溶液の電気分解 (水=酸化剤)
水と混和/水に易溶/水に可溶還元剤 + H2O酸化剤
💧⚡
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

臭化マグネシウム水溶液の電気分解 (水=酸化剤)

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
MgBr2臭化マグネシウム1
還元剤
水に易溶
H2O2
酸化剤

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Mg(OH)2水酸化マグネシウム1
Br2臭素1
酸化生成物
H2水素1
還元生成物

熱力学的変化

標準状態における変化 (1)

臭化マグネシウム水溶液の電気分解 (水=酸化剤)
ΔrG144.5 kJ/mol
K0.48 × 10−25
pK25.32
MgBr2結晶性固体 + 2H2O液体
💧⚡
Mg(OH)2結晶性固体 + Br2液体 + H2気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
171.4144.589.1
171.4144.589.1
1 mol あたり
85.7072.2544.5
171.4144.589.1
1 mol あたり
171.4144.589.1
1 mol あたり
171.4144.589.1

標準状態における変化 (2)

臭化マグネシウム水溶液の電気分解 (水=酸化剤)
MgBr2結晶性固体 + 2H2O液体
💧⚡
Mg(OH)2非晶質固体沈殿物 + Br2液体 + H2気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
175.5
175.5
1 mol あたり
87.75
175.5
1 mol あたり
175.5
1 mol あたり
175.5

水溶液における変化 (1)

臭化マグネシウム水溶液の電気分解 (水=酸化剤)
ΔrG307.4 kJ/mol
K0.14 × 10−53
pK53.85
MgBr2水溶液 (解離状態) + 2H2O液体
💧⚡
Mg(OH)2結晶性固体 + Br2水溶液 (非解離状態) + H2気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
354.47307.4157.7
354.47307.4157.7
1 mol あたり
177.24153.778.85
354.47307.4157.7
1 mol あたり
354.47307.4157.7
1 mol あたり
354.47307.4157.7

水溶液における変化 (2)

臭化マグネシウム水溶液の電気分解 (水=酸化剤)
ΔrG325.0 kJ/mol
K0.12 × 10−56
pK56.94
MgBr2水溶液 (解離状態) + 2H2O液体
💧⚡
Mg(OH)2結晶性固体 + Br2水溶液 (非解離状態) + H2水溶液 (非解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
350.3325.0604
350.3325.0604
1 mol あたり
175.2162.5302
350.3325.0604
1 mol あたり
350.3325.0604
1 mol あたり
350.3325.0604

水溶液における変化 (3)

臭化マグネシウム水溶液の電気分解 (水=酸化剤)
MgBr2水溶液 (解離状態) + 2H2O液体
💧⚡
Mg(OH)2非晶質固体沈殿物 + Br2水溶液 (非解離状態) + H2気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
358.5
358.5
1 mol あたり
179.3
358.5
1 mol あたり
358.5
1 mol あたり
358.5

水溶液における変化 (4)

臭化マグネシウム水溶液の電気分解 (水=酸化剤)
MgBr2水溶液 (解離状態) + 2H2O液体
💧⚡
Mg(OH)2非晶質固体沈殿物 + Br2水溶液 (非解離状態) + H2水溶液 (非解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
354.3
354.3
1 mol あたり
177.2
354.3
1 mol あたり
354.3
1 mol あたり
354.3

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
MgBr2 (cr)-524.3[1]-503.8[1]117.2[1]
MgBr2 (g)-309.6[1]
MgBr2 (ai)-709.94[1]-662.7[1]26.8[1]
MgBr2 (cr)
6水和物
-2410.0[1]-2055.7[1]397[1]
H2O (cr)
H2O (l)-285.830[1]-237.129[1]69.91[1]75.291[1]
H2O (g)-241.818[1]-228.572[1]188.825[1]33.577[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ai):水溶液 (解離状態), (l):液体

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Mg(OH)2 (cr)-924.54[1]-833.51[1]63.18[1]77.03[1]
Mg(OH)2 (am)
沈殿物
-920.5[1]
Mg(OH)2 (g)-561[1]
Mg(OH)2 (ai)-926.84[1]-769.4[1]-159.4[1]
Br2 (cr)
Br2 (l)0[1]0[1]152.231[1]75.689[1]
Br2 (g)30.907[1]3.110[1]245.463[1]36.02[1]
Br2 (ao)-2.59[1]3.93[1]130.5[1]
H2 (g)0[1]0[1]130.684[1]28.824[1]
H2 (ao)-4.2[1]17.6[1]577[1]
* (cr):結晶性固体, (am):非晶質固体, (g):気体, (ai):水溶液 (解離状態), (l):液体, (ao):水溶液 (非解離状態)

参考文献

参考文献一覧

  1. 1
    Janiel J. Reed (1989)
    The NBS Tables of Chemical Thermodynamic Properties: Selected Values for Inorganic and C1 and C2 Organic Substances in SI Units
    National Institute of Standards and Technology (NIST)