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10NO + 2H2O 🔥→ 4N2O3 + N2H4

一酸化窒素が反応すると,三酸化二窒素ヒドラジンが生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

自己酸化還元性化学種と水の反応
自己酸化還元性化学種自己酸化還元剤 + H2O非酸化還元剤
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

一酸化窒素の反応

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
NO一酸化窒素10
自己酸化還元性
H2O2

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
N2O3三酸化二窒素4
酸化生成物
N2H4ヒドラジン1
還元生成物

熱力学的変化

標準状態における変化

一酸化窒素の反応
ΔrG315.94 kJ/mol
K0.45 × 10−55
pK55.35
10NO気体 + 2H2O液体
🔥
4N2O3気体 + N2H4液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
54.67315.94−877.10−87.71
1 mol あたり
5.46731.594−87.710−8.771
1 mol あたり
27.34157.97−438.55−43.85
1 mol あたり
13.6778.985−219.28−21.93
1 mol あたり
54.67315.94−877.10−87.71

水溶液における変化

一酸化窒素の反応
ΔrG294.7 kJ/mol
K0.23 × 10−51
pK51.63
10NO気体 + 2H2O液体
🔥
4N2O3気体 + N2H4水溶液 (非解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
38.35294.7−860
1 mol あたり
3.83529.47−86.0
1 mol あたり
19.18147.3−430
1 mol あたり
9.58873.67−215
1 mol あたり
38.35294.7−860

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
NO (g)90.25[1]86.55[1]210.761[1]29.844[1]
H2O (cr)
H2O (l)-285.830[1]-237.129[1]69.91[1]75.291[1]
H2O (g)-241.818[1]-228.572[1]188.825[1]33.577[1]
* (g):気体, (cr):結晶性固体, (l):液体

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
N2O3 (l)50.29[1]
N2O3 (g)83.72[1]139.46[1]312.28[1]65.61[1]
N2H4 (l)50.63[1]149.34[1]121.21[1]98.87[1]
N2H4 (g)95.40[1]159.35[1]238.47[1]49.58[1]
N2H4 (ao)34.31[1]128.1[1]138[1]
* (l):液体, (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態)

参考文献

参考文献一覧

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