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12FeO + Ag2CrO4 → 4Fe3O4 + 2Ag + Cr

酸化鉄(II)クロム酸銀(I)が反応すると,酸化鉄(II,III)クロムが生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

被酸化性化学種と酸化性化学種の反応
被酸化性化学種還元剤 + 酸化性化学種酸化剤
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
FeO酸化鉄(II)12
還元剤
被酸化性
Ag2CrO4クロム酸銀(I)1
酸化剤
酸化性

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Fe3O4酸化鉄(II,III)4
酸化生成物
Ag2
還元生成物
Crクロム1
還元生成物

熱力学的変化

標準状態における変化

酸化鉄(II)クロム酸銀(I)の反応
12FeO結晶性固体 + Ag2CrO4結晶性固体
4Fe3O4結晶性固体 + 2Ag結晶性固体 + Cr結晶性固体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−477.9
1 mol あたり
−39.82
1 mol あたり
−477.9
1 mol あたり
−119.5
1 mol あたり
−238.9
1 mol あたり
−477.9

水溶液における変化

酸化鉄(II)クロム酸銀(I)の反応
12FeO結晶性固体 + Ag2CrO4水溶液 (解離状態)
4Fe3O4結晶性固体 + 2Ag結晶性固体 + Cr結晶性固体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−539.6
1 mol あたり
−44.97
1 mol あたり
−539.6
1 mol あたり
−134.9
1 mol あたり
−269.8
1 mol あたり
−539.6

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
FeO (cr)-272.0[1]
Ag2CrO4 (cr)-731.74[1]-641.76[1]217.6[1]142.26[1]
Ag2CrO4 (ai)-669.98[1]-573.52[1]195.8[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Fe3O4 (cr)-1118.4[1]-1015.4[1]146.4[1]143.43[1]
Ag (cr)0[1]0[1]42.55[1]25.351[1]
Ag (g)284.55[1]245.65[1]172.997[1]20.786[1]
Cr (cr)0[1]0[1]23.77[1]23.35[1]
Cr (g)396.6[1]351.8[1]174.50[1]20.79[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体

参考文献

参考文献一覧

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