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(NH4)2CO3 🔥→ 2NO↑ + H2O + C + 3H2

炭酸アンモニウムが分解すると,一酸化窒素炭素水素が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

熱分解 (酸化還元反応)
熱分解性物質自己酸化還元剤
🔥
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物
オキソ酸塩の熱分解 (酸化還元反応)
オキソ酸塩自己酸化還元剤
🔥
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
(NH4)2CO3炭酸アンモニウム1
自己酸化還元剤
熱分解性
オキソ酸塩

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
NO一酸化窒素2
酸化生成物
H2O1
C炭素1
還元生成物
H2水素3
還元生成物

熱力学的変化

水溶液における変化 (1)

炭酸アンモニウムの分解
ΔrG622.39 kJ/mol
K0.92 × 10−109
pK109.04
(NH4)2CO3水溶液 (解離状態)
🔥
2NO気体 + H2O液体 + C結晶性固体黒鉛 + 3H2気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
836.82622.39719.3
836.82622.39719.3
1 mol あたり
418.41311.19359.6
1 mol あたり
836.82622.39719.3
1 mol あたり
836.82622.39719.3
1 mol あたり
278.94207.46239.8

水溶液における変化 (2)

炭酸アンモニウムの分解
ΔrG675.2 kJ/mol
K0.51 × 10−118
pK118.29
(NH4)2CO3水溶液 (解離状態)
🔥
2NO気体 + H2O液体 + C結晶性固体黒鉛 + 3H2水溶液 (非解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
824.2675.22058
824.2675.22058
1 mol あたり
412.1337.61029
1 mol あたり
824.2675.22058
1 mol あたり
824.2675.22058
1 mol あたり
274.7225.1686.0

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
(NH4)2CO3 (ai)-942.15[1]-686.42[1]169.9[1]
* (ai):水溶液 (解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
NO (g)90.25[1]86.55[1]210.761[1]29.844[1]
H2O (cr)
H2O (l)-285.830[1]-237.129[1]69.91[1]75.291[1]
H2O (g)-241.818[1]-228.572[1]188.825[1]33.577[1]
C (cr)
黒鉛
0[1]0[1]5.740[1]8.527[1]
C (cr)
ダイヤモンド
1.895[1]2.900[1]2.377[1]6.113[1]
C (g)716.682[1]671.257[1]158.096[1]20.838[1]
H2 (g)0[1]0[1]130.684[1]28.824[1]
H2 (ao)-4.2[1]17.6[1]577[1]
* (g):気体, (cr):結晶性固体, (l):液体, (ao):水溶液 (非解離状態)

参考文献

参考文献一覧

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