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(NH4)2S2O3 🔥→ N2H4 + H2S↑ + H2SO3

チオ硫酸アンモニウムが分解すると,ヒドラジン硫化水素亜硫酸が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

熱分解 (酸化還元反応)
熱分解性物質自己酸化還元剤
🔥
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物
オキソ酸塩の熱分解 (酸化還元反応)
オキソ酸塩自己酸化還元剤
🔥
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
(NH4)2S2O3チオ硫酸アンモニウム1
自己酸化還元剤
熱分解性
オキソ酸塩

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
N2H4ヒドラジン1
酸化生成物
H2S硫化水素1
還元生成物
H2SO3亜硫酸1
還元生成物

熱力学的変化

水溶液における変化 (1)

チオ硫酸アンモニウムの分解
(NH4)2S2O3水溶液
🔥
N2H4水溶液 (非解離状態) + H2S気体 + H2SO3水溶液 (非解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
322.0
322.0
1 mol あたり
322.0
1 mol あたり
322.0
1 mol あたり
322.0

水溶液における変化 (2)

チオ硫酸アンモニウムの分解
(NH4)2S2O3水溶液
🔥
N2H4水溶液 (非解離状態) + H2S水溶液 (非解離状態) + H2SO3水溶液 (非解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
302.9
302.9
1 mol あたり
302.9
1 mol あたり
302.9
1 mol あたり
302.9

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
(NH4)2S2O3 (aq)-917.1[1]
* (aq):水溶液

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
N2H4 (l)50.63[1]149.34[1]121.21[1]98.87[1]
N2H4 (g)95.40[1]159.35[1]238.47[1]49.58[1]
N2H4 (ao)34.31[1]128.1[1]138[1]
H2S (g)-20.63[1]-33.56[1]205.79[1]34.23[1]
H2S (ao)-39.7[1]-27.83[1]121[1]
H2SO3 (ao)-608.81[1]-537.81[1]232.2[1]
* (l):液体, (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態)

参考文献

参考文献一覧

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