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BaCl2 + (NH4)2SO3 💧→ BaSO3↓ + 2NH4Cl

塩化バリウム亜硫酸アンモニウムが反応すると,亜硫酸バリウム塩化アンモニウムが生成します。この反応は酸塩基反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

沈殿反応
水と混和/水に易溶/水に可溶ルイス酸 + 水と混和/水に易溶/水に可溶ルイス塩基
💧
水に不溶/水に難溶/水に微溶ルイス共役体 + 生成物(非酸化還元生成物)

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
BaCl2塩化バリウム1
ルイス酸
水に易溶
(NH4)2SO3亜硫酸アンモニウム1
ルイス塩基
水に易溶

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
BaSO3亜硫酸バリウム1
ルイス共役体
水に難溶
NH4Cl塩化アンモニウム2
非酸化還元生成物

熱力学的変化

標準状態における変化

塩化バリウム亜硫酸アンモニウムの反応
BaCl2結晶性固体 + (NH4)2SO3結晶性固体
💧
BaSO3結晶性固体 + 2NH4Cl結晶性固体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−64.5
1 mol あたり
−64.5
−64.5
1 mol あたり
−64.5
−32.3

水溶液における変化

塩化バリウム亜硫酸アンモニウムの反応
BaCl2水溶液 (解離状態) + (NH4)2SO3水溶液 (解離状態)
💧
BaSO3結晶性固体 + 2NH4Cl水溶液 (解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−6.5
1 mol あたり
−6.5
−6.5
1 mol あたり
−6.5
−3.3

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
BaCl2 (cr)-858.6[1]-810.4[1]123.68[1]75.14[1]
BaCl2 (g)-525.9[1]-537.6[1]325.29[1]56.19[1]
BaCl2 (ai)-871.95[1]-823.21[1]122.6[1]
BaCl2 (cr)
1水和物
-1160.6[1]-1055.63[1]166.9[1]
BaCl2 (cr)
2水和物
-1460.13[1]-1296.32[1]202.9[1]161.96[1]
(NH4)2SO3 (cr)-885.3[1]
(NH4)2SO3 (ai)-900.4[1]-645.0[1]197.5[1]
(NH4)2SO3 (cr)
1水和物
-1187.4[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ai):水溶液 (解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
BaSO3 (cr)-1179.5[1]
NH4Cl (cr)-314.43[1]-202.87[1]94.6[1]84.1[1]
NH4Cl (ai)-299.66[1]-210.52[1]169.9[1]-56.5[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態)

参考文献

参考文献一覧

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