You-iggy

BaCrO4 + 2HI → BaI2 + CrO3 + H2O

クロム酸バリウムヨウ化水素が反応すると,ヨウ化バリウム酸化クロム(VI)が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸塩基反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

弱酸の塩と強酸の反応 (弱酸性酸化物の遊離)
弱酸の塩ブレンステッド塩基 + 強酸ブレンステッド酸
強酸の塩共役塩基 + 酸性酸化物 + H2O共役酸

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
BaCrO4クロム酸バリウム1
ブレンステッド塩基
弱酸の塩
HIヨウ化水素2
ブレンステッド酸
強酸

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
BaI2ヨウ化バリウム1
共役塩基
強酸の塩
CrO3酸化クロム(VI)1
酸性酸化物
H2O1
共役酸

熱力学的変化

標準状態における変化

クロム酸バリウムヨウ化水素の反応
BaCrO4結晶性固体 + 2HI気体
BaI2結晶性固体 + CrO3結晶性固体 + H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−84.4
−84.4
1 mol あたり
−42.2
1 mol あたり
−84.4
1 mol あたり
−84.4
1 mol あたり
−84.4

水溶液における変化

クロム酸バリウムヨウ化水素の反応
BaCrO4結晶性固体 + 2HI水溶液 (解離状態)
BaI2水溶液 (解離状態) + CrO3結晶性固体 + H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
33.0
33.0
1 mol あたり
16.5
1 mol あたり
33.0
1 mol あたり
33.0
1 mol あたり
33.0

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
BaCrO4 (cr)-1446.0[1]-1345.22[1]158.6[1]
HI (g)26.48[1]1.70[1]206.594[1]29.158[1]
HI (ai)-55.19[1]-51.57[1]111.3[1]-142.3[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ai):水溶液 (解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
BaI2 (cr)-602.1[1]
BaI2 (g)-326[1]-377[1]343[1]61.5[1]
BaI2 (ai)-648.02[1]-663.92[1]232.2[1]
BaI2 (cr)
1水和物
-919.2[1]
BaI2 (cr)
2水和物
-1216.7[1]
BaI2 (cr)
2.5水和物
-1363.6[1]
BaI2 (cr)
7水和物
-2676.5[1]
CrO3 (cr)-589.5[1]
CrO3 (g)-385.8[1]
H2O (cr)
H2O (l)-285.830[1]-237.129[1]69.91[1]75.291[1]
H2O (g)-241.818[1]-228.572[1]188.825[1]33.577[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ai):水溶液 (解離状態), (l):液体

参考文献

参考文献一覧

  1. 1