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Ba(HCO3)2 🔥→ BaO + 2CO2↑ + H2O

炭酸水素バリウムが分解すると,酸化バリウム二酸化炭素が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸塩基反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Ba(HCO3)2炭酸水素バリウム1
ルイス共役体
オキソ酸塩

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
BaO酸化バリウム1
ルイス塩基
塩基性酸化物
CO2二酸化炭素2
ルイス酸
酸性酸化物
H2O1

熱力学的変化

標準状態における変化 (1)

炭酸水素バリウムの分解
ΔrG183.4 kJ/mol
K0.74 × 10−32
pK32.13
Ba(HCO3)2水溶液 (解離状態)
🔥
BaO結晶性固体 + 2CO2気体 + H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
295.3183.4375.8
295.3183.4375.8
1 mol あたり
295.3183.4375.8
1 mol あたり
147.791.70187.9
1 mol あたり
295.3183.4375.8

標準状態における変化 (2)

炭酸水素バリウムの分解
ΔrG200.1 kJ/mol
K0.88 × 10−35
pK35.06
Ba(HCO3)2水溶液 (解離状態)
🔥
BaO結晶性固体 + 2CO2水溶液 (非解離状態) + H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
254.7200.1183.5
254.7200.1183.5
1 mol あたり
254.7200.1183.5
1 mol あたり
127.3100.091.75
1 mol あたり
254.7200.1183.5

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Ba(HCO3)2 (ai)-1921.63[1]-1734.30[1]192.0[1]
* (ai):水溶液 (解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
BaO (cr)-553.5[1]-525.1[1]70.42[1]47.78[1]
BaO (g)-117[1]33.1[1]
CO2 (g)-393.509[1]-394.359[1]213.74[1]37.11[1]
CO2 (ao)-413.80[1]-385.98[1]117.6[1]
H2O (cr)
H2O (l)-285.830[1]-237.129[1]69.91[1]75.291[1]
H2O (g)-241.818[1]-228.572[1]188.825[1]33.577[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態), (l):液体

参考文献

参考文献一覧

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