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Ca(CH3COO)2 + Na2S 💧→ CaS↓ + 2CH3COONa

酢酸カルシウム硫化ナトリウムが反応すると,硫化カルシウム酢酸ナトリウムが生成します。この反応は酸塩基反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

沈殿反応
水と混和/水に易溶/水に可溶ルイス酸 + 水と混和/水に易溶/水に可溶ルイス塩基
💧
水に不溶/水に難溶/水に微溶ルイス共役体 + 生成物(非酸化還元生成物)

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Ca(CH3COO)2酢酸カルシウム1
ルイス酸
水に易溶
Na2S硫化ナトリウム1
ルイス塩基
水に可溶

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
CaS硫化カルシウム1
ルイス共役体
水に微溶
CH3COONa酢酸ナトリウム2
非酸化還元生成物

熱力学的変化

標準状態における変化

酢酸カルシウム硫化ナトリウムの反応
Ca(CH3COO)2結晶性固体 + Na2S結晶性固体
💧
CaS結晶性固体 + 2CH3COONa結晶性固体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−55.7
1 mol あたり
−55.7
1 mol あたり
−55.7
1 mol あたり
−55.7
1 mol あたり
−27.9

水溶液における変化

酢酸カルシウム硫化ナトリウムの反応
ΔrG−9.5 kJ/mol
K4.62 × 101
pK−1.66
Ca(CH3COO)2水溶液 (解離状態) + Na2S水溶液 (解離状態)
💧
CaS結晶性固体 + 2CH3COONa水溶液 (解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
27.5−9.5124.3
1 mol あたり
27.5−9.5124.3
1 mol あたり
27.5−9.5124.3
1 mol あたり
27.5−9.5124.3
1 mol あたり
13.8−4.862.15

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Ca(CH3COO)2 (cr)-1479.5[1]
Ca(CH3COO)2 (ai)-1514.86[1]-1292.19[1]120.1[1]
Ca(CH3COO)2 (cr)
1水和物
-1772.3[1]
Na2S (cr)-364.8[1]-349.8[1]83.7[1]
Na2S (ai)-447.3[1]-438.1[1]103.3[1]
Na2S (cr)
4.5水和物
-1725.9[1]
Na2S (cr)
5水和物
-1886.6[1]
Na2S (cr)
9水和物
-3074.0[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
CaS (cr)-482.4[1]-477.4[1]56.5[1]47.40[1]
CaS (g)
CH3COONa (cr)-708.81[1]-607.18[1]123.0[1]79.9[1]
CH3COONa (ai)-726.13[1]-631.20[1]145.6[1]40.2[1]
CH3COONa (cr)
3水和物
-1603.3[1]-1328.6[1]243[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ai):水溶液 (解離状態)

参考文献

参考文献一覧

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