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CaF2 → Ca2+ + 2F

フッ化カルシウムの電離
CaF2フッ化カルシウム
Ca2+カルシウムイオン + 2Fフッ化物イオン

フッ化カルシウムが電離すると,カルシウムイオンフッ化物イオンが生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸塩基反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

フッ化カルシウムの電離
CaF2フッ化カルシウム
Ca2+カルシウムイオン + 2Fフッ化物イオン

一般反応式

塩の電離
ルイス共役体
陽イオンルイス酸 + 陰イオンルイス塩基

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
CaF2フッ化カルシウム1
ルイス共役体

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Ca2+カルシウムイオン1
ルイス酸
陽イオン
Fフッ化物イオン2
ルイス塩基
陰イオン

熱力学的変化

標準状態における変化

フッ化カルシウムの電離
ΔrG56.1 kJ/mol
K0.15 × 10−9
pK9.83
CaF2結晶性固体
Ca2+水溶液 (非解離状態) + 2F水溶液 (非解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
11.556.1−149.6
11.556.1−149.6
カルシウムイオン
1 mol あたり
11.556.1−149.6
フッ化物イオン
1 mol あたり
5.7528.1−74.80

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
CaF2 (cr)-1219.6[1]-1167.3[1]68.87[1]67.03[1]
CaF2 (g)-781.6[1]-790.4[1]274.37[1]51.25[1]
CaF2 (ai)-1208.09[1]-1111.15[1]-80.8[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ai):水溶液 (解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Ca2+ (g)1925.90[1]
Ca2+ (ao)-542.83[1]-553.58[1]-53.1[1]
F (g)-255.39[1]
F (ao)-332.63[1]-278.79[1]-13.8[1]-106.7[1]
* (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態)

参考文献

参考文献一覧

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