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Ca(ClO)2 + Pb(OH)2 → CaO + Cl2↑ + H2O2 + PbO

次亜塩素酸カルシウム水酸化鉛(II)が反応すると,酸化カルシウム塩素過酸化水素酸化鉛(II)が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

自己酸化還元性化学種と塩基の反応
自己酸化還元性化学種自己酸化還元剤 + 塩基非酸化還元剤
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Ca(ClO)2次亜塩素酸カルシウム1
酸化剤
自己酸化還元性
Pb(OH)2水酸化鉛(II)1
塩基

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
CaO酸化カルシウム1
Cl2塩素1
還元生成物
H2O2過酸化水素1
PbO酸化鉛(II)1

熱力学的変化

水溶液における変化 (1)

次亜塩素酸カルシウム水酸化鉛(II)の反応
Ca(ClO)2水溶液 + Pb(OH)2結晶性固体
CaO結晶性固体 + Cl2気体 + H2O2水溶液 (非解離状態) + PbO結晶性固体マシコット (黄色)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
1 mol あたり
1 mol あたり
1 mol あたり
1 mol あたり
1 mol あたり

水溶液における変化 (2)

次亜塩素酸カルシウム水酸化鉛(II)の反応
Ca(ClO)2水溶液 + Pb(OH)2結晶性固体
CaO結晶性固体 + Cl2水溶液 (非解離状態) + H2O2水溶液 (非解離状態) + PbO結晶性固体マシコット (黄色)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
1 mol あたり
1 mol あたり
1 mol あたり
1 mol あたり
1 mol あたり

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Ca(ClO)2 (aq)-754.4[1]
Pb(OH)2 (cr)-452.2[1]
Pb(OH)2 (cr)
沈殿物
-515.9[1]
* (aq):水溶液, (cr):結晶性固体

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
CaO (cr)-635.09[1]-604.03[1]39.75[1]42.80[1]
CaO (g)
Cl2 (g)0[1]0[1]223.066[1]33.907[1]
Cl2 (ao)-23.4[1]6.94[1]121[1]
H2O2 (l)-187.78[1]-120.35[1]109.6[1]89.1[1]
H2O2 (g)-136.31[1]-105.57[1]232.7[1]43.1[1]
H2O2 (ao)-191.17[1]-134.03[1]143.9[1]
PbO (cr)
マシコット (黄色)
-217.32[1]-187.89[1]68.70[1]45.77[1]
PbO (cr)
リサージ (赤色)
-218.99[1]-188.93[1]66.5[1]45.81[1]
PbO (cr)
1/3水和物
-266.5[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態), (l):液体

参考文献

参考文献一覧

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