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Ca(ClO)2 + NaHS 💧→ CaS↓ + NaClO + HClO

次亜塩素酸カルシウム硫化水素ナトリウムが反応すると,硫化カルシウム次亜塩素酸ナトリウム次亜塩素酸が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸塩基反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

沈殿反応
水と混和/水に易溶/水に可溶ルイス酸 + 水と混和/水に易溶/水に可溶ルイス塩基
💧
水に不溶/水に難溶/水に微溶ルイス共役体 + 生成物(非酸化還元生成物)

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Ca(ClO)2次亜塩素酸カルシウム1
ルイス酸
水に可溶
NaHS硫化水素ナトリウム1
ルイス塩基
水に可溶

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
CaS硫化カルシウム1
ルイス共役体
水に微溶
NaClO次亜塩素酸ナトリウム1
非酸化還元生成物
HClO次亜塩素酸1
非酸化還元生成物

熱力学的変化

水溶液における変化

次亜塩素酸カルシウム硫化水素ナトリウムの反応
Ca(ClO)2水溶液 + NaHS水溶液 (解離状態)
💧
CaS結晶性固体 + NaClO水溶液 (解離状態) + HClO水溶液 (非解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
61.5
61.5
61.5
1 mol あたり
61.5
61.5
1 mol あたり
61.5

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Ca(ClO)2 (aq)-754.4[1]
NaHS (cr)-237.23[1]
NaHS (ai)-257.73[1]-249.81[1]121.8[1]
NaHS (cr)
2水和物
-838.47[1]
* (aq):水溶液, (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
CaS (cr)-482.4[1]-477.4[1]56.5[1]47.40[1]
CaS (g)
NaClO (ai)-347.3[1]-298.7[1]100[1]
HClO (g)-78.7[1]-66.1[1]236.67[1]37.15[1]
HClO (ao)-120.9[1]-79.9[1]142[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ai):水溶液 (解離状態), (ao):水溶液 (非解離状態)

参考文献

参考文献一覧

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