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CaO + 2HBr → CaBr2 + H2O

酸化カルシウム臭化水素が反応すると,臭化カルシウムが生成します。この反応は酸塩基反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

塩基性酸化物と酸の反応
塩基性酸化物ブレンステッド塩基 + ブレンステッド酸
共役塩基 + H2O共役酸
強塩基性酸化物と強酸の反応
強塩基性酸化物ブレンステッド塩基 + 強酸ブレンステッド酸
強酸と強塩基の塩共役塩基 + H2O共役酸

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
CaO酸化カルシウム1
ブレンステッド塩基
塩基性酸化物
強塩基性酸化物
HBr臭化水素2
ブレンステッド酸
強酸

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
CaBr2臭化カルシウム1
共役塩基
強酸と強塩基の塩
H2O1
共役酸

熱力学的変化

標準状態における変化

酸化カルシウム臭化水素の反応
ΔrG−189.8 kJ/mol
K1.78 × 1033
pK−33.25
CaO結晶性固体 + 2HBr気体
CaBr2結晶性固体 + H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−260.7−189.8−237
1 mol あたり
−260.7−189.8−237
1 mol あたり
−130.3−94.90−119
1 mol あたり
−260.7−189.8−237
1 mol あたり
−260.7−189.8−237

水溶液における変化

酸化カルシウム臭化水素の反応
ΔrG−186.67 kJ/mol
K5.05 × 1032
pK−32.70
CaO結晶性固体 + 2HBr水溶液 (解離状態)
CaBr2水溶液 (解離状態) + H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−193.56−186.67−22.9
1 mol あたり
−193.56−186.67−22.9
1 mol あたり
−96.780−93.335−11.4
1 mol あたり
−193.56−186.67−22.9
1 mol あたり
−193.56−186.67−22.9

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
CaO (cr)-635.09[1]-604.03[1]39.75[1]42.80[1]
CaO (g)
HBr (g)-36.40[1]-53.45[1]198.695[1]29.142[1]
HBr (ai)-121.55[1]-103.96[1]82.4[1]-141.8[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ai):水溶液 (解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
CaBr2 (cr)-682.8[1]-663.6[1]130[1]
CaBr2 (g)-398.3[1]
CaBr2 (ai)-785.92[1]-761.49[1]111.7[1]
CaBr2 (cr)
6水和物
-2506.2[1]-2152.8[1]410[1]
H2O (cr)
H2O (l)-285.830[1]-237.129[1]69.91[1]75.291[1]
H2O (g)-241.818[1]-228.572[1]188.825[1]33.577[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ai):水溶液 (解離状態), (l):液体

参考文献

参考文献一覧

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