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CaO + 2HClO → Ca(ClO)2 + H2O

酸化カルシウム次亜塩素酸が反応すると,次亜塩素酸カルシウムが生成します。この反応は酸塩基反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

塩基性酸化物と酸の反応
塩基性酸化物ブレンステッド塩基 + ブレンステッド酸
共役塩基 + H2O共役酸
強塩基性酸化物と弱酸の反応
強塩基性酸化物ブレンステッド塩基 + 弱酸ブレンステッド酸
弱酸と強塩基の塩共役塩基 + H2O共役酸

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
CaO酸化カルシウム1
ブレンステッド塩基
塩基性酸化物
強塩基性酸化物
HClO次亜塩素酸2
ブレンステッド酸
弱酸

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Ca(ClO)2次亜塩素酸カルシウム1
共役塩基
弱酸と強塩基の塩
H2O1
共役酸

熱力学的変化

水溶液における変化

酸化カルシウム次亜塩素酸の反応
CaO結晶性固体 + 2HClO水溶液 (非解離状態)
Ca(ClO)2水溶液 + H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−163.3
1 mol あたり
−163.3
1 mol あたり
−81.65
−163.3
1 mol あたり
−163.3

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
CaO (cr)-635.09[1]-604.03[1]39.75[1]42.80[1]
CaO (g)
HClO (g)-78.7[1]-66.1[1]236.67[1]37.15[1]
HClO (ao)-120.9[1]-79.9[1]142[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Ca(ClO)2 (aq)-754.4[1]
H2O (cr)
H2O (l)-285.830[1]-237.129[1]69.91[1]75.291[1]
H2O (g)-241.818[1]-228.572[1]188.825[1]33.577[1]
* (aq):水溶液, (cr):結晶性固体, (l):液体, (g):気体

参考文献

参考文献一覧

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