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Cl2 + H2O 🔥→ HClO + HCl

塩素が反応すると,次亜塩素酸塩化水素が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

自己酸化還元性化学種と水の反応
自己酸化還元性化学種自己酸化還元剤 + H2O非酸化還元剤
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物
非金属と水の反応
非金属自己酸化還元剤 + H2O
オキソ酸酸化生成物 + 水素化物還元生成物

各原子の酸化数

塩素の反応

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Cl2塩素1
自己酸化還元性
非金属
H2O1

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
HClO次亜塩素酸1
酸化生成物
オキソ酸
HCl塩化水素1
還元生成物
水素化物

熱力学的変化

標準状態における変化 (1)

塩素の反応
ΔrG55.0 kJ/mol
K0.23 × 10−9
pK9.64
Cl2水溶液 (非解離状態) + H2O液体
🔥
HClO水溶液 (非解離状態) + HCl気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
96.055.0138
1 mol あたり
96.055.0138
1 mol あたり
96.055.0138
1 mol あたり
96.055.0138
1 mol あたり
96.055.0138

標準状態における変化 (2)

塩素の反応
ΔrG19.1 kJ/mol
K0.45 × 10−3
pK3.35
Cl2水溶液 (非解離状態) + H2O液体
🔥
HClO水溶液 (非解離状態) + HCl水溶液 (解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
21.219.18
1 mol あたり
21.219.18
1 mol あたり
21.219.18
1 mol あたり
21.219.18
1 mol あたり
21.219.18

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Cl2 (g)0[1]0[1]223.066[1]33.907[1]
Cl2 (ao)-23.4[1]6.94[1]121[1]
H2O (cr)
H2O (l)-285.830[1]-237.129[1]69.91[1]75.291[1]
H2O (g)-241.818[1]-228.572[1]188.825[1]33.577[1]
* (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態), (cr):結晶性固体, (l):液体

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
HClO (g)-78.7[1]-66.1[1]236.67[1]37.15[1]
HClO (ao)-120.9[1]-79.9[1]142[1]
HCl (g)-92.307[1]-95.299[1]186.908[1]29.12[1]
HCl (ai)-167.159[1]-131.228[1]56.5[1]-136.4[1]
* (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態), (ai):水溶液 (解離状態)

参考文献

参考文献一覧

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