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CuF2 + 2Na[Al(OH)4] 💧→ Cu(OH)2↓ + 2Al(OH)3↓ + 2NaF

フッ化銅(II)テトラヒドロキシドアルミン酸ナトリウムが反応すると,水酸化銅(II)水酸化アルミニウムフッ化ナトリウムが生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸塩基反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

沈殿反応
水と混和/水に易溶/水に可溶ルイス酸 + 水と混和/水に易溶/水に可溶ルイス塩基
💧
水に不溶/水に難溶/水に微溶ルイス共役体 + 生成物(非酸化還元生成物)

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
CuF2フッ化銅(II)1
ルイス酸
水に可溶
Na[Al(OH)4]テトラヒドロキシドアルミン酸ナトリウム2
ルイス塩基
水に易溶

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Cu(OH)2水酸化銅(II)1
ルイス共役体
水に不溶
Al(OH)3水酸化アルミニウム2
ルイス共役体
水に不溶
NaFフッ化ナトリウム2
非酸化還元生成物

熱力学的変化

標準状態における変化

フッ化銅(II)テトラヒドロキシドアルミン酸ナトリウムの反応
CuF2結晶性固体 + 2Na[Al(OH)4]水溶液 (解離状態)
💧
Cu(OH)2水溶液 (解離状態) + 2Al(OH)3結晶性固体 + 2NaF水溶液 (解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−81
1 mol あたり
−81
−41
1 mol あたり
−81
−41
−41

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
CuF2 (cr)-542.7[1]
CuF2 (cr)
2水和物
-981.4[1]
Na[Al(OH)4] (ai)-1742.6[1]-1567.2[1]161.9[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Cu(OH)2 (cr)-449.8[1]
Cu(OH)2 (ai)-395.22[1]-249.01[1]-120.9[1]
Al(OH)3 (cr)-1284[2]-1306[2]71[2]93.1[2]
Al(OH)3 (am)-1276[1]
NaF (cr)-573.647[1]-543.494[1]51.46[1]46.86[1]
NaF (g)-291.2[1]-310.5[1]217.59[1]34.221[1]
NaF (ai)-572.75[1]-540.68[1]45.2[1]-60.2[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態), (am):非晶質固体, (g):気体

参考文献

参考文献一覧

  1. 1
  2. 2
    James G. Speight (2017)
    Lange's Handbook of Chemistry, 17th edition
    McGraw Hill Education