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Cu + 2FeCl3 🔥→ CuCl2 + 2FeCl2

塩化鉄(III)が反応すると,塩化銅(II)塩化鉄(II)が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

被酸化性化学種と被還元性化学種の反応
被酸化性化学種還元剤 + 被還元性化学種酸化剤
🔥
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

塩化鉄(III)の反応

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Cu1
還元剤
被酸化性
FeCl3塩化鉄(III)2
酸化剤
被還元性

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
CuCl2塩化銅(II)1
酸化生成物
FeCl2塩化鉄(II)2
還元生成物

熱力学的変化

標準状態における変化

塩化鉄(III)の反応
ΔrG−112.3 kJ/mol
K4.72 × 1019
pK−19.67
Cu結晶性固体 + 2FeCl3結晶性固体
🔥
CuCl2結晶性固体 + 2FeCl2結晶性固体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−104.7−112.326.27.44
1 mol あたり
−104.7−112.326.27.44
1 mol あたり
−52.35−56.1513.13.72
1 mol あたり
−104.7−112.326.27.44
1 mol あたり
−52.35−56.1513.13.72

水溶液における変化 (1)

塩化鉄(III)の反応
ΔrG52.9 kJ/mol
K0.54 × 10−9
pK9.27
Cu結晶性固体 + 2FeCl3水溶液 (非解離状態)
🔥
CuCl2水溶液 (非解離状態) + 2FeCl2水溶液 (非解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
52.9
1 mol あたり
52.9
1 mol あたり
26.4
1 mol あたり
52.9
1 mol あたり
26.4

水溶液における変化 (2)

塩化鉄(III)の反応
ΔrG−71.6 kJ/mol
K3.50 × 1012
pK−12.54
Cu結晶性固体 + 2FeCl3水溶液 (非解離状態)
🔥
CuCl2水溶液 (非解離状態) + 2FeCl2水溶液 (解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−71.6
1 mol あたり
−71.6
1 mol あたり
−35.8
1 mol あたり
−71.6
1 mol あたり
−35.8

水溶液における変化 (3)

塩化鉄(III)の反応
ΔrG40.5 kJ/mol
K0.80 × 10−7
pK7.10
Cu結晶性固体 + 2FeCl3水溶液 (解離状態)
🔥
CuCl2水溶液 (非解離状態) + 2FeCl2水溶液 (非解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
40.5
1 mol あたり
40.5
1 mol あたり
20.3
1 mol あたり
40.5
1 mol あたり
20.3

水溶液における変化 (4)

塩化鉄(III)の反応
ΔrG−84.0 kJ/mol
K5.20 × 1014
pK−14.72
Cu結晶性固体 + 2FeCl3水溶液 (解離状態)
🔥
CuCl2水溶液 (非解離状態) + 2FeCl2水溶液 (解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−84.0
1 mol あたり
−84.0
1 mol あたり
−42.0
1 mol あたり
−84.0
1 mol あたり
−42.0

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Cu (cr)0[1]0[1]33.150[1]24.435[1]
Cu (g)338.32[1]298.58[1]166.38[1]20.786[1]
FeCl3 (cr)-399.49[1]-334.00[1]142.3[1]96.65[1]
FeCl3 (g)-254.0[1]
FeCl3 (ai)-550.2[1]-398.3[1]-146.4[1]
FeCl3 (ao)-404.5[1]
FeCl3 (cr)
6水和物
-2223.8[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ai):水溶液 (解離状態), (ao):水溶液 (非解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
CuCl2 (cr)-220.1[1]-175.7[1]108.07[1]71.88[1]
CuCl2 (ao)-197.9[1]
CuCl2 (cr)
2水和物
-821.3[1]-655.9[1]167[1]
FeCl2 (cr)-341.79[1]-302.30[1]117.95[1]76.65[1]
FeCl2 (g)-148.5[1]
FeCl2 (ai)-423.4[1]-341.34[1]-24.7[1]
FeCl2 (ao)-279.1[1]
FeCl2 (cr)
2水和物
-953.1[1]
FeCl2 (cr)
4水和物
-1549.3[1]
* (cr):結晶性固体, (ao):水溶液 (非解離状態), (g):気体, (ai):水溶液 (解離状態)

参考文献

参考文献一覧

  1. 1