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HCl + HClO → Cl2 + H2O

塩化水素次亜塩素酸が反応すると,塩素が生成します。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

難酸化性化学種と酸化性化学種の反応
難酸化性化学種還元剤 + 酸化性化学種酸化剤
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
HCl塩化水素1
還元剤
難酸化性
HClO次亜塩素酸1
酸化剤
酸化性

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Cl2塩素1
酸化還元生成物
H2O1

熱力学的変化

標準状態における変化 (1)

塩化水素次亜塩素酸の反応
ΔrG−26.0 kJ/mol
K3.59 × 104
pK−4.56
HCl水溶液 (解離状態) + HClO水溶液 (非解離状態)
Cl2気体 + H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
2.2−26.094
1 mol あたり
2.2−26.094
1 mol あたり
2.2−26.094
1 mol あたり
2.2−26.094
1 mol あたり
2.2−26.094

標準状態における変化 (2)

塩化水素次亜塩素酸の反応
ΔrG−19.1 kJ/mol
K2.22 × 103
pK−3.35
HCl水溶液 (解離状態) + HClO水溶液 (非解離状態)
Cl2水溶液 (非解離状態) + H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−21.2−19.1−8
1 mol あたり
−21.2−19.1−8
1 mol あたり
−21.2−19.1−8
1 mol あたり
−21.2−19.1−8
1 mol あたり
−21.2−19.1−8

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
HCl (g)-92.307[1]-95.299[1]186.908[1]29.12[1]
HCl (ai)-167.159[1]-131.228[1]56.5[1]-136.4[1]
HClO (g)-78.7[1]-66.1[1]236.67[1]37.15[1]
HClO (ao)-120.9[1]-79.9[1]142[1]
* (g):気体, (ai):水溶液 (解離状態), (ao):水溶液 (非解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Cl2 (g)0[1]0[1]223.066[1]33.907[1]
Cl2 (ao)-23.4[1]6.94[1]121[1]
H2O (cr)
H2O (l)-285.830[1]-237.129[1]69.91[1]75.291[1]
H2O (g)-241.818[1]-228.572[1]188.825[1]33.577[1]
* (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態), (cr):結晶性固体, (l):液体

参考文献

参考文献一覧

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