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HCl + 4N2O3 → HClO4 + 8NO

塩化水素三酸化二窒素が反応すると,過塩素酸一酸化窒素が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

難酸化性化学種と酸化性化学種の反応
難酸化性化学種還元剤 + 酸化性化学種酸化剤
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
HCl塩化水素1
還元剤
難酸化性
N2O3三酸化二窒素4
酸化剤
酸化性

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
HClO4過塩素酸1
酸化生成物
NO一酸化窒素8
還元生成物

熱力学的変化

標準状態における変化

塩化水素三酸化二窒素の反応
HCl気体 + 4N2O3気体
HClO4液体 + 8NO気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
438.85
1 mol あたり
438.85
1 mol あたり
109.71
1 mol あたり
438.85
1 mol あたり
54.856

水溶液における変化

塩化水素三酸化二窒素の反応
HCl水溶液 (解離状態) + 4N2O3液体
HClO4水溶液 (解離状態) + 8NO気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
558.67
1 mol あたり
558.67
1 mol あたり
139.67
1 mol あたり
558.67
1 mol あたり
69.834

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
HCl (g)-92.307[1]-95.299[1]186.908[1]29.12[1]
HCl (ai)-167.159[1]-131.228[1]56.5[1]-136.4[1]
N2O3 (l)50.29[1]
N2O3 (g)83.72[1]139.46[1]312.28[1]65.61[1]
* (g):気体, (ai):水溶液 (解離状態), (l):液体

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
HClO4 (l)-40.58[1]
HClO4 (ai)-129.33[1]-8.52[1]182.0[1]
HClO4 (cr)
1水和物
-382.21[1]
HClO4 (l)
2水和物
-677.98[1]
NO (g)90.25[1]86.55[1]210.761[1]29.844[1]
* (l):液体, (ai):水溶液 (解離状態), (cr):結晶性固体, (g):気体

参考文献

参考文献一覧

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