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FeSO4 + KHCO3 💧→ FeCO3↓ + KHSO4

硫酸鉄(II)炭酸水素カリウムが反応すると,炭酸鉄(II)硫酸水素カリウムが生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸塩基反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

沈殿反応
水と混和/水に易溶/水に可溶ルイス酸 + 水と混和/水に易溶/水に可溶ルイス塩基
💧
水に不溶/水に難溶/水に微溶ルイス共役体 + 生成物(非酸化還元生成物)

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
FeSO4硫酸鉄(II)1
ルイス酸
水に可溶
KHCO3炭酸水素カリウム1
ルイス塩基
水に易溶

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
FeCO3炭酸鉄(II)1
ルイス共役体
水に難溶
KHSO4硫酸水素カリウム1
非酸化還元生成物

熱力学的変化

標準状態における変化

硫酸鉄(II)炭酸水素カリウムの反応
ΔrG−13.7 kJ/mol
K2.51 × 102
pK−2.40
FeSO4結晶性固体 + KHCO3結晶性固体
💧
FeCO3結晶性固体菱鉄鉱 + KHSO4結晶性固体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−9.6−13.78.0
1 mol あたり
−9.6−13.78.0
−9.6−13.78.0
1 mol あたり
−9.6−13.78.0
−9.6−13.78.0

水溶液における変化

硫酸鉄(II)炭酸水素カリウムの反応
ΔrG−15.0 kJ/mol
K4.25 × 102
pK−2.63
FeSO4結晶性固体 + KHCO3水溶液 (解離状態)
💧
FeCO3結晶性固体菱鉄鉱 + KHSO4水溶液 (解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−7.5−15.026.0
1 mol あたり
−7.5−15.026.0
−7.5−15.026.0
1 mol あたり
−7.5−15.026.0
−7.5−15.026.0

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
FeSO4 (cr)-928.4[1]-820.8[1]107.5[1]100.58[1]
FeSO4 (ai)-998.3[1]-823.43[1]-117.6[1]
FeSO4 (cr)
1水和物
-1243.69[1]
FeSO4 (cr)
4水和物
-2129.2[1]
FeSO4 (cr)
7水和物
-3014.57[1]-2509.87[1]409.2[1]394.47[1]
KHCO3 (cr)-963.2[1]-863.5[1]115.5[1]
KHCO3 (ai)-944.37[1]-870.04[1]193.7[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
FeCO3 (cr)
菱鉄鉱
-740.57[1]-666.67[1]92.9[1]82.13[1]
KHSO4 (cr)-1160.6[1]-1031.3[1]138.1[1]
KHSO4 (ai)-1139.72[1]-1039.18[1]234.3[1]-63[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態)

参考文献

参考文献一覧

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