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Fe2(SO4)3 + 6Na[Al(OH)4] 💧→ 2Fe(OH)3↓ + 6Al(OH)3↓ + 3Na2SO4

硫酸鉄(III)テトラヒドロキシドアルミン酸ナトリウムが反応すると,水酸化鉄(III)水酸化アルミニウム硫酸ナトリウムが生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸塩基反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

沈殿反応
水と混和/水に易溶/水に可溶ルイス酸 + 水と混和/水に易溶/水に可溶ルイス塩基
💧
水に不溶/水に難溶/水に微溶ルイス共役体 + 生成物(非酸化還元生成物)

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Fe2(SO4)3硫酸鉄(III)1
ルイス酸
水に可溶
Na[Al(OH)4]テトラヒドロキシドアルミン酸ナトリウム6
ルイス塩基
水に易溶

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Fe(OH)3水酸化鉄(III)2
ルイス共役体
水に不溶
Al(OH)3水酸化アルミニウム6
ルイス共役体
水に不溶
Na2SO4硫酸ナトリウム3
非酸化還元生成物

熱力学的変化

標準状態における変化

硫酸鉄(III)テトラヒドロキシドアルミン酸ナトリウムの反応
ΔrG−1314 kJ/mol
K1.60 × 10230
pK−230.20
Fe2(SO4)3水溶液 (解離状態) + 6Na[Al(OH)4]水溶液 (解離状態)
💧
2Fe(OH)3水溶液 (非解離状態) + 6Al(OH)3結晶性固体 + 3Na2SO4水溶液 (解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−1314
1 mol あたり
−1314
−219.0
1 mol あたり
−657.0
−219.0
1 mol あたり
−438.0

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Fe2(SO4)3 (cr)-2581.5[1]
Fe2(SO4)3 (ai)-2825.0[1]-2242.8[1]-571.5[1]
Na[Al(OH)4] (ai)-1742.6[1]-1567.2[1]161.9[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Fe(OH)3 (cr)
沈殿物
-823.0[1]-696.5[1]106.7[1]
Fe(OH)3 (ao)-659.3[1]
Al(OH)3 (cr)-1284[2]-1306[2]71[2]93.1[2]
Al(OH)3 (am)-1276[1]
Na2SO4 (cr)
直方晶
-1387.08[1]-1270.16[1]149.58[1]128.20[1]
Na2SO4 (cr)
準安定型
154.934[1]129.29[1]
Na2SO4 (ai)-1389.51[1]-1268.36[1]138.1[1]-201[1]
Na2SO4 (cr)
10水和物
-4327.26[1]-3646.85[1]592.0[1]
* (cr):結晶性固体, (ao):水溶液 (非解離状態), (am):非晶質固体, (ai):水溶液 (解離状態)

参考文献

参考文献一覧

  1. 1
  2. 2
    James G. Speight (2017)
    Lange's Handbook of Chemistry, 17th edition
    McGraw Hill Education