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MgBr2 + BeF2 💧→ MgF2↓ + BeBr2

臭化マグネシウムフッ化ベリリウムが反応すると,フッ化マグネシウム臭化ベリリウムが生成します。この反応は酸塩基反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

沈殿反応
水と混和/水に易溶/水に可溶ルイス酸 + 水と混和/水に易溶/水に可溶ルイス塩基
💧
水に不溶/水に難溶/水に微溶ルイス共役体 + 生成物(非酸化還元生成物)

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
MgBr2臭化マグネシウム1
ルイス酸
水に易溶
BeF2フッ化ベリリウム1
ルイス塩基
水に易溶

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
MgF2フッ化マグネシウム1
ルイス共役体
水に不溶
BeBr2臭化ベリリウム1
非酸化還元生成物

熱力学的変化

標準状態における変化 (1)

臭化マグネシウムフッ化ベリリウムの反応
MgBr2結晶性固体 + BeF2結晶性固体α, 石英型
💧
MgF2結晶性固体 + BeBr2結晶性固体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
74.2
74.2
74.2
74.2
1 mol あたり
74.2

標準状態における変化 (2)

臭化マグネシウムフッ化ベリリウムの反応
MgBr2結晶性固体 + BeF2結晶性固体β, クリストバライト型
💧
MgF2結晶性固体 + BeBr2結晶性固体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
71.2
71.2
71.2
71.2
1 mol あたり
71.2

水溶液における変化

臭化マグネシウムフッ化ベリリウムの反応
MgBr2水溶液 (解離状態) + BeF2水溶液
💧
MgF2結晶性固体 + BeBr2結晶性固体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
279.0
279.0
279.0
279.0
1 mol あたり
279.0

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
MgBr2 (cr)-524.3[1]-503.8[1]117.2[1]
MgBr2 (g)-309.6[1]
MgBr2 (ai)-709.94[1]-662.7[1]26.8[1]
MgBr2 (cr)
6水和物
-2410.0[1]-2055.7[1]397[1]
BeF2 (cr)
α, 石英型
-1026.8[1]-979.4[1]53.35[1]51.84[1]
BeF2 (cr)
β, クリストバライト型
-1023.8[1]
BeF2 (vit)-1022.2[1]
BeF2 (g)-793.7[1]
BeF2 (aq)-1046.0[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ai):水溶液 (解離状態), (vit):ガラス状液体, (aq):水溶液

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
MgF2 (cr)-1123.4[1]-1070.2[1]57.24[1]61.59[1]
MgF2 (g)-723.8[1]-730.5[1]258.39[1]48.62[1]
BeBr2 (cr)-353.5[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体

参考文献

参考文献一覧

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