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MgO + 2HClO4 → Mg(ClO4)2 + H2O

酸化マグネシウム過塩素酸が反応すると,過塩素酸マグネシウムが生成します。この反応は酸塩基反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

塩基性酸化物と酸の反応
塩基性酸化物ブレンステッド塩基 + ブレンステッド酸
共役塩基 + H2O共役酸
強塩基性酸化物と強酸の反応
強塩基性酸化物ブレンステッド塩基 + 強酸ブレンステッド酸
強酸と強塩基の塩共役塩基 + H2O共役酸

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
MgO酸化マグネシウム1
ブレンステッド塩基
塩基性酸化物
強塩基性酸化物
HClO4過塩素酸2
ブレンステッド酸
強酸

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Mg(ClO4)2過塩素酸マグネシウム1
共役塩基
強酸と強塩基の塩
H2O1
共役酸

熱力学的変化

標準状態における変化

酸化マグネシウム過塩素酸の反応
MgO結晶性固体 + 2HClO4液体
Mg(ClO4)2結晶性固体 + H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−175.59
−175.59
1 mol あたり
−87.795
−175.59
1 mol あたり
−175.59

水溶液における変化

酸化マグネシウム過塩素酸の反応
ΔrG−125.9 kJ/mol
K1.14 × 1022
pK−22.06
MgO結晶性固体 + 2HClO4水溶液 (解離状態)
Mg(ClO4)2水溶液 (解離状態) + H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−154.70−125.9−96.1
−154.70−125.9−96.1
1 mol あたり
−77.350−62.95−48.0
−154.70−125.9−96.1
1 mol あたり
−154.70−125.9−96.1

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
MgO (cr)-597.98[1]-565.95[1]27.91[1]37.66[1]
MgO (g)17[1]
HClO4 (l)-40.58[1]
HClO4 (ai)-129.33[1]-8.52[1]182.0[1]
HClO4 (cr)
1水和物
-382.21[1]
HClO4 (l)
2水和物
-677.98[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (l):液体, (ai):水溶液 (解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Mg(ClO4)2 (cr)-568.90[1]
Mg(ClO4)2 (ai)-725.51[1]-471.8[1]225.9[1]
Mg(ClO4)2 (cr)
2水和物
-1218.8[1]
Mg(ClO4)2 (cr)
4水和物
-1837.2[1]
Mg(ClO4)2 (cr)
6水和物
-2445.5[1]-1862.7[1]520.9[1]
H2O (cr)
H2O (l)-285.830[1]-237.129[1]69.91[1]75.291[1]
H2O (g)-241.818[1]-228.572[1]188.825[1]33.577[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態), (l):液体, (g):気体

参考文献

参考文献一覧

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