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Mn + 2HClO → MnO2 + 2HCl↑

マンガン次亜塩素酸が反応すると,酸化マンガン(IV)塩化水素が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

還元性化学種と酸化性化学種の反応
還元性化学種還元剤 + 酸化性化学種酸化剤
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Mnマンガン1
還元剤
還元性
HClO次亜塩素酸2
酸化剤
酸化性

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
MnO2酸化マンガン(IV)1
酸化生成物
HCl塩化水素2
還元生成物

熱力学的変化

標準状態における変化 (1)

マンガン次亜塩素酸の反応
ΔrG−495.9 kJ/mol
K7.55 × 1086
pK−86.88
Mn結晶性固体α + 2HClO水溶液 (非解離状態)
MnO2結晶性固体 + 2HCl気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−462.8−495.9111
1 mol あたり
−462.8−495.9111
1 mol あたり
−231.4−247.955.5
1 mol あたり
−462.8−495.9111
1 mol あたり
−231.4−247.955.5

標準状態における変化 (2)

マンガン次亜塩素酸の反応
ΔrG−567.8 kJ/mol
K2.98 × 1099
pK−99.47
Mn結晶性固体α + 2HClO水溶液 (非解離状態)
MnO2結晶性固体 + 2HCl水溶液 (解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−612.5−567.8−150
1 mol あたり
−612.5−567.8−150
1 mol あたり
−306.3−283.9−75.0
1 mol あたり
−612.5−567.8−150
1 mol あたり
−306.3−283.9−75.0

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Mn (cr)
α
0[1]0[1]32.01[1]26.32[1]
Mn (cr)
β
34.39[1]26.53[1]
Mn (cr)
γ
1.55[1]1.42[1]32.43[1]27.57[1]
Mn (g)280.7[1]238.5[1]173.70[1]20.79[1]
HClO (g)-78.7[1]-66.1[1]236.67[1]37.15[1]
HClO (ao)-120.9[1]-79.9[1]142[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
MnO2 (cr)-520.03[1]-465.14[1]53.05[1]54.14[1]
MnO2 (am)
沈殿物
-502.5[1]
HCl (g)-92.307[1]-95.299[1]186.908[1]29.12[1]
HCl (ai)-167.159[1]-131.228[1]56.5[1]-136.4[1]
* (cr):結晶性固体, (am):非晶質固体, (g):気体, (ai):水溶液 (解離状態)

参考文献

参考文献一覧

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