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K2CO3 + H2S → KHCO3 + KHS

炭酸カリウム硫化水素が反応すると,炭酸水素カリウム硫化水素カリウムが生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸塩基反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

塩と酸の反応 (酸性塩の生成)
ブレンステッド塩基 + ブレンステッド酸
酸性塩共役酸塩基

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
K2CO3炭酸カリウム1
ブレンステッド塩基
H2S硫化水素1
ブレンステッド酸

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
KHCO3炭酸水素カリウム1
共役酸塩基
酸性塩
KHS硫化水素カリウム1
共役酸塩基
酸性塩

熱力学的変化

標準状態における変化

炭酸カリウム硫化水素の反応
K2CO3結晶性固体 + H2S気体
KHCO3結晶性固体 + KHS結晶性固体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−56.7
1 mol あたり
−56.7
1 mol あたり
−56.7
−56.7
−56.7

水溶液における変化

炭酸カリウム硫化水素の反応
ΔrG−19.04 kJ/mol
K2.17 × 103
pK−3.34
K2CO3水溶液 (解離状態) + H2S水溶液 (非解離状態)
KHCO3水溶液 (解離状態) + KHS水溶液 (解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
7.3−19.0490
1 mol あたり
7.3−19.0490
1 mol あたり
7.3−19.0490
7.3−19.0490
7.3−19.0490

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
K2CO3 (cr)-1151.02[1]-1063.5[1]155.52[1]114.43[1]
K2CO3 (ai)-1181.90[1]-1094.36[1]148.1[1]
K2CO3 (cr)
1.5水和物
-1609.2[1]-1432.5[1]203.3[1]
H2S (g)-20.63[1]-33.56[1]205.79[1]34.23[1]
H2S (ao)-39.7[1]-27.83[1]121[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態), (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
KHCO3 (cr)-963.2[1]-863.5[1]115.5[1]
KHCO3 (ai)-944.37[1]-870.04[1]193.7[1]
KHS (cr)-265.10[1]75.31[1]
KHS (ai)-269.9[1]-271.19[1]165.3[1]
KHS (cr)
0.25水和物
-337.2[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態)

参考文献

参考文献一覧

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