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KI + 3F2 + 3H2O → KIO3 + 6HF

ヨウ化カリウムフッ素が反応すると,ヨウ素酸カリウムフッ化水素が生成します。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

被酸化性化学種と酸化性化学種の反応 (中性条件下)
被酸化性化学種還元剤 + 酸化性化学種酸化剤 + H2O非酸化還元剤
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

ヨウ化カリウムフッ素の反応 (中性条件下)

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
KIヨウ化カリウム1
還元剤
被酸化性
F2フッ素3
酸化剤
酸化性
H2O3

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
KIO3ヨウ素酸カリウム1
酸化生成物
HFフッ化水素6
還元生成物

熱力学的変化

標準状態における変化

ヨウ化カリウムフッ素の反応 (中性条件下)
ΔrG−1021.3 kJ/mol
K8.39 × 10178
pK−178.92
KI結晶性固体 + 3F2気体 + 3H2O液体
KIO3結晶性固体 + 6HF気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−942.6−1021.3269.74−91.43
1 mol あたり
−942.6−1021.3269.74−91.43
1 mol あたり
−314.2−340.4389.913−30.48
1 mol あたり
−314.2−340.4389.913−30.48
−942.6−1021.3269.74−91.43
1 mol あたり
−157.1−170.2244.957−15.24

水溶液における変化 (1)

ヨウ化カリウムフッ素の反応 (中性条件下)
ΔrG−1004.2 kJ/mol
K8.48 × 10175
pK−175.93
KI水溶液 (解離状態) + 3F2気体 + 3H2O液体
KIO3水溶液 (解離状態) + 6HF気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−935.1−1004.2231.7
1 mol あたり
−935.1−1004.2231.7
1 mol あたり
−311.7−334.7377.23
1 mol あたり
−311.7−334.7377.23
−935.1−1004.2231.7
1 mol あたり
−155.8−167.3738.62

水溶液における変化 (2)

ヨウ化カリウムフッ素の反応 (中性条件下)
ΔrG−1145.9 kJ/mol
K5.66 × 10200
pK−200.75
KI水溶液 (解離状態) + 3F2気体 + 3H2O液体
KIO3水溶液 (解離状態) + 6HF水溶液 (非解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−1229.0−1145.9−278.8
1 mol あたり
−1229.0−1145.9−278.8
1 mol あたり
−409.67−381.97−92.93
1 mol あたり
−409.67−381.97−92.93
−1229.0−1145.9−278.8
1 mol あたり
−204.83−190.98−46.47

水溶液における変化 (3)

ヨウ化カリウムフッ素の反応 (中性条件下)
ΔrG−1145.9 kJ/mol
K5.66 × 10200
pK−200.75
KI水溶液 (解離状態) + 3F2気体 + 3H2O液体
KIO3水溶液 (解離状態) + 6HF水溶液 (非解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−1229.0−1145.9−278.8
1 mol あたり
−1229.0−1145.9−278.8
1 mol あたり
−409.67−381.97−92.93
1 mol あたり
−409.67−381.97−92.93
−1229.0−1145.9−278.8
1 mol あたり
−204.83−190.98−46.47

水溶液における変化 (4)

ヨウ化カリウムフッ素の反応 (中性条件下)
ΔrG−1037.7 kJ/mol
K6.27 × 10181
pK−181.80
KI水溶液 (解離状態) + 3F2気体 + 3H2O液体
KIO3水溶液 (解離状態) + 6HF水溶液 (解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−1304.3−1037.7−893.8
1 mol あたり
−1304.3−1037.7−893.8
1 mol あたり
−434.77−345.90−297.9
1 mol あたり
−434.77−345.90−297.9
−1304.3−1037.7−893.8
1 mol あたり
−217.38−172.95−149.0

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
KI (cr)-327.900[1]-324.892[1]106.32[1]52.93[1]
KI (g)-125.5[1]-166.1[1]258.3[1]37.11[1]
KI (ai)-307.57[1]-334.85[1]213.8[1]-120.5[1]
F2 (g)0[1]0[1]202.78[1]31.30[1]
H2O (cr)
H2O (l)-285.830[1]-237.129[1]69.91[1]75.291[1]
H2O (g)-241.818[1]-228.572[1]188.825[1]33.577[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ai):水溶液 (解離状態), (l):液体

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
KIO3 (cr)-501.37[1]-418.35[1]151.46[1]106.48[1]
KIO3 (ai)-473.6[1]-411.2[1]220.9[1]
HF (l)
xは未確定の残余エントロピー
-299.78[1]75.40+x[1]
HF (g)-271.1[1]-273.2[1]173.779[1]29.133[1]
HF (ai)-332.63[1]-278.79[1]-13.8[1]-106.7[1]
HF (ao)-320.08[1]-296.82[1]88.7[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態), (l):液体, (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態)

参考文献

参考文献一覧

  1. 1
    Janiel J. Reed (1989)
    The NBS Tables of Chemical Thermodynamic Properties: Selected Values for Inorganic and C1 and C2 Organic Substances in SI Units
    National Institute of Standards and Technology (NIST)