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KI + 3Mg(OH)2 🔥→ KIO3 + 3MgO + 3H2

ヨウ化カリウム水酸化マグネシウムが反応すると,ヨウ素酸カリウム酸化マグネシウム水素が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

被酸化性化学種と被還元性化学種の反応
被酸化性化学種還元剤 + 被還元性化学種酸化剤
🔥
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
KIヨウ化カリウム1
還元剤
被酸化性
Mg(OH)2水酸化マグネシウム3
酸化剤
被還元性

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
KIO3ヨウ素酸カリウム1
酸化生成物
MgO酸化マグネシウム3
H2水素3
還元生成物

熱力学的変化

標準状態における変化 (1)

ヨウ化カリウム水酸化マグネシウムの反応
ΔrG709.22 kJ/mol
K0.56 × 10−124
pK124.25
KI結晶性固体 + 3Mg(OH)2結晶性固体
🔥
KIO3結晶性固体 + 3MgO結晶性固体 + 3H2気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
806.21709.22331.3821.91
1 mol あたり
806.21709.22331.3821.91
268.74236.41110.467.303
806.21709.22331.3821.91
268.74236.41110.467.303
1 mol あたり
268.74236.41110.467.303

標準状態における変化 (2)

ヨウ化カリウム水酸化マグネシウムの反応
KI結晶性固体 + 3Mg(OH)2非晶質固体沈殿物
🔥
KIO3結晶性固体 + 3MgO結晶性固体 + 3H2気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
794.1
1 mol あたり
794.1
264.7
794.1
264.7
1 mol あたり
264.7

水溶液における変化 (1)

ヨウ化カリウム水酸化マグネシウムの反応
ΔrG726.3 kJ/mol
K0.57 × 10−127
pK127.24
KI水溶液 (解離状態) + 3Mg(OH)2結晶性固体
🔥
KIO3水溶液 (解離状態) + 3MgO結晶性固体 + 3H2気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
813.7726.3293.3
1 mol あたり
813.7726.3293.3
271.2242.197.77
813.7726.3293.3
271.2242.197.77
1 mol あたり
271.2242.197.77

水溶液における変化 (2)

ヨウ化カリウム水酸化マグネシウムの反応
ΔrG779.1 kJ/mol
K0.32 × 10−136
pK136.49
KI水溶液 (解離状態) + 3Mg(OH)2結晶性固体
🔥
KIO3水溶液 (解離状態) + 3MgO結晶性固体 + 3H2水溶液 (非解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
801.1779.11632
1 mol あたり
801.1779.11632
267.0259.7544.0
801.1779.11632
267.0259.7544.0
1 mol あたり
267.0259.7544.0

水溶液における変化 (3)

ヨウ化カリウム水酸化マグネシウムの反応
KI水溶液 (解離状態) + 3Mg(OH)2非晶質固体沈殿物
🔥
KIO3水溶液 (解離状態) + 3MgO結晶性固体 + 3H2気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
801.5
1 mol あたり
801.5
267.2
801.5
267.2
1 mol あたり
267.2

水溶液における変化 (4)

ヨウ化カリウム水酸化マグネシウムの反応
KI水溶液 (解離状態) + 3Mg(OH)2非晶質固体沈殿物
🔥
KIO3水溶液 (解離状態) + 3MgO結晶性固体 + 3H2水溶液 (非解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
788.9
1 mol あたり
788.9
263.0
788.9
263.0
1 mol あたり
263.0

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
KI (cr)-327.900[1]-324.892[1]106.32[1]52.93[1]
KI (g)-125.5[1]-166.1[1]258.3[1]37.11[1]
KI (ai)-307.57[1]-334.85[1]213.8[1]-120.5[1]
Mg(OH)2 (cr)-924.54[1]-833.51[1]63.18[1]77.03[1]
Mg(OH)2 (am)
沈殿物
-920.5[1]
Mg(OH)2 (g)-561[1]
Mg(OH)2 (ai)-926.84[1]-769.4[1]-159.4[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ai):水溶液 (解離状態), (am):非晶質固体

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
KIO3 (cr)-501.37[1]-418.35[1]151.46[1]106.48[1]
KIO3 (ai)-473.6[1]-411.2[1]220.9[1]
MgO (cr)-597.98[1]-565.95[1]27.91[1]37.66[1]
MgO (g)17[1]
H2 (g)0[1]0[1]130.684[1]28.824[1]
H2 (ao)-4.2[1]17.6[1]577[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態), (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態)

参考文献

参考文献一覧

  1. 1
    Janiel J. Reed (1989)
    The NBS Tables of Chemical Thermodynamic Properties: Selected Values for Inorganic and C1 and C2 Organic Substances in SI Units
    National Institute of Standards and Technology (NIST)