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SnS + 2CsOH 🔥→ Cs2S + Sn(OH)2

硫化スズ(II)水酸化セシウムが反応すると,硫化セシウム水酸化スズ(II)が生成します。この反応は酸塩基反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

弱塩基の塩と強塩基の反応
弱塩基の塩ブレンステッド酸 + 強塩基ブレンステッド塩基
強塩基の塩共役酸 + 弱塩基共役塩基 + (H2O)

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
SnS硫化スズ(II)1
ブレンステッド酸
弱塩基の塩
CsOH水酸化セシウム2
ブレンステッド塩基
強塩基

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Cs2S硫化セシウム1
共役酸
強塩基の塩
Sn(OH)2水酸化スズ(II)1
共役塩基
弱塩基

熱力学的変化

標準状態における変化

硫化スズ(II)水酸化セシウムの反応
SnS結晶性固体 + 2CsOH結晶性固体
🔥
Cs2S結晶性固体 + Sn(OH)2結晶性固体沈殿物
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
14
1 mol あたり
14
1 mol あたり
7.0
1 mol あたり
14
1 mol あたり
14

水溶液における変化

硫化スズ(II)水酸化セシウムの反応
ΔrG6.9 kJ/mol
K0.62 × 10−1
pK1.21
SnS結晶性固体 + 2CsOH水溶液 (解離状態)
🔥
Cs2S水溶液 (解離状態) + Sn(OH)2結晶性固体沈殿物
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
326.985
1 mol あたり
326.985
1 mol あたり
163.543
1 mol あたり
326.985
1 mol あたり
326.985

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
SnS (cr)-100[1]-98.3[1]77.0[1]49.25[1]
SnS (g)119.2[1]
CsOH (cr)-417.23[1]
CsOH (g)-247[1]-247[1]254.83[1]49.71[1]
CsOH (ai)-488.27[1]-449.25[1]122.30[1]
CsOH (cr)
1水和物
-754.04[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ai):水溶液 (解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Cs2S (cr)-359.8[1]
Cs2S (ai)-483.7[1]-498.3[1]251.5[1]
Sn(OH)2 (cr)
沈殿物
-561.1[1]-491.6[1]155[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態)

参考文献

参考文献一覧

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