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C11H24 + 6O2 → 11C + 12H2O

ウンデカンが不完全燃焼すると,炭素が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

炭化水素の不完全燃焼 (煤の生成)
炭化水素還元剤 + O2酸化剤
C酸化生成物 + H2O還元生成物

各原子の酸化数

ウンデカンの不完全燃焼

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
C11H24ウンデカン1
還元剤
炭化水素
O2酸素6
酸化剤
酸素

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
C炭素11
酸化生成物
炭素
H2O12
還元生成物

熱力学的変化

標準状態における変化 (1)

ウンデカンの不完全燃焼
ΔrG−2868.3 kJ/mol
K3.19 × 10502
pK−502.50
C11H24液体 + 6O2気体
11C結晶性固体黒鉛 + 12H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−3102.8−2868.3−786.9476.3
1 mol あたり
−3102.8−2868.3−786.9476.3
1 mol あたり
−517.13−478.05−131.279.38
1 mol あたり
−282.07−260.75−71.5443.30
1 mol あたり
−258.57−239.03−65.5839.69

標準状態における変化 (2)

ウンデカンの不完全燃焼
ΔrG−2836.4 kJ/mol
K8.24 × 10496
pK−496.92
C11H24液体 + 6O2気体
11C結晶性固体ダイヤモンド + 12H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−3081.9−2836.4−823.9449.7
1 mol あたり
−3081.9−2836.4−823.9449.7
1 mol あたり
−513.65−472.73−137.374.95
1 mol あたり
−280.17−257.85−74.9040.88
1 mol あたり
−256.82−236.37−68.6637.48

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
C11H24 (l)-327.2[1]22.8[1]458.1[1]344.9[1]
O2 (g)0[2]0[2]205.138[2]29.355[2]
O2 (ao)-11.7[2]16.4[2]110.9[2]
* (l):液体, (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
C (cr)
黒鉛
0[2]0[2]5.740[2]8.527[2]
C (cr)
ダイヤモンド
1.895[2]2.900[2]2.377[2]6.113[2]
C (g)716.682[2]671.257[2]158.096[2]20.838[2]
H2O (cr)
H2O (l)-285.830[2]-237.129[2]69.91[2]75.291[2]
H2O (g)-241.818[2]-228.572[2]188.825[2]33.577[2]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (l):液体

参考文献

参考文献一覧

  1. 1
    James G. Speight (2017)
    Lange's Handbook of Chemistry, 17th edition
    McGraw Hill Education

  2. 2