You-iggy

2NH3 + CrO3 + H2O → (NH4)2CrO4

アンモニア酸化クロム(VI)が反応すると,クロム酸アンモニウムが生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸塩基反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

塩基と酸性酸化物の反応
塩基ルイス塩基 + 酸性酸化物ルイス酸 + H2O
オキソ酸塩ルイス共役体 + (H2O)

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
NH3アンモニア2
ルイス塩基
ブレンステッド塩基
塩基
非水酸化物塩基
CrO3酸化クロム(VI)1
ルイス酸
酸性酸化物
H2O1

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
(NH4)2CrO4クロム酸アンモニウム1
ルイス共役体
オキソ酸塩

熱力学的変化

標準状態における変化

アンモニア酸化クロム(VI)の反応
2NH3気体 + CrO3結晶性固体 + H2O液体
(NH4)2CrO4結晶性固体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−199.8
1 mol あたり
−99.90
1 mol あたり
−199.8
1 mol あたり
−199.8
−199.8

水溶液における変化

アンモニア酸化クロム(VI)の反応
2NH3水溶液 (非解離状態) + CrO3結晶性固体 + H2O液体
(NH4)2CrO4水溶液 (解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−110.3
1 mol あたり
−55.15
1 mol あたり
−110.3
1 mol あたり
−110.3
−110.3

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
NH3 (g)-46.11[1]-16.45[1]192.45[1]35.06[1]
NH3 (ao)-80.29[1]-26.50[1]111.3[1]
CrO3 (cr)-589.5[1]
CrO3 (g)-385.8[1]
H2O (cr)
H2O (l)-285.830[1]-237.129[1]69.91[1]75.291[1]
H2O (g)-241.818[1]-228.572[1]188.825[1]33.577[1]
* (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態), (cr):結晶性固体, (l):液体

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
(NH4)2CrO4 (cr)-1167.3[1]
(NH4)2CrO4 (ai)-1146.16[1]-886.36[1]277.0[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態)

参考文献

参考文献一覧

  1. 1