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2Ca(ClO)2 + 4HBr → 2CaBr2 + HClO4 + 3HCl

次亜塩素酸カルシウム臭化水素が反応すると,臭化カルシウム過塩素酸塩化水素が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

自己酸化還元化学種と酸の反応
自己酸化還元性化学種自己酸化還元剤 + 非酸化還元剤
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Ca(ClO)2次亜塩素酸カルシウム2
自己酸化還元性
HBr臭化水素4

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
CaBr2臭化カルシウム2
HClO4過塩素酸1
酸化生成物
HCl塩化水素3
還元生成物

熱力学的変化

水溶液における変化 (1)

次亜塩素酸カルシウム臭化水素の反応
2Ca(ClO)2水溶液 + 4HBr水溶液 (解離状態)
2CaBr2水溶液 (解離状態) + HClO4水溶液 (解離状態) + 3HCl気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
16.9
8.45
1 mol あたり
4.22
1 mol あたり
8.45
1 mol あたり
16.9
1 mol あたり
5.63

水溶液における変化 (2)

次亜塩素酸カルシウム臭化水素の反応
2Ca(ClO)2水溶液 + 4HBr水溶液 (解離状態)
2CaBr2水溶液 (解離状態) + HClO4水溶液 (解離状態) + 3HCl水溶液 (解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−207.6
−103.8
1 mol あたり
−51.90
1 mol あたり
−103.8
1 mol あたり
−207.6
1 mol あたり
−69.20

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Ca(ClO)2 (aq)-754.4[1]
HBr (g)-36.40[1]-53.45[1]198.695[1]29.142[1]
HBr (ai)-121.55[1]-103.96[1]82.4[1]-141.8[1]
* (aq):水溶液, (g):気体, (ai):水溶液 (解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
CaBr2 (cr)-682.8[1]-663.6[1]130[1]
CaBr2 (g)-398.3[1]
CaBr2 (ai)-785.92[1]-761.49[1]111.7[1]
CaBr2 (cr)
6水和物
-2506.2[1]-2152.8[1]410[1]
HClO4 (l)-40.58[1]
HClO4 (ai)-129.33[1]-8.52[1]182.0[1]
HClO4 (cr)
1水和物
-382.21[1]
HClO4 (l)
2水和物
-677.98[1]
HCl (g)-92.307[1]-95.299[1]186.908[1]29.12[1]
HCl (ai)-167.159[1]-131.228[1]56.5[1]-136.4[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ai):水溶液 (解離状態), (l):液体

参考文献

参考文献一覧

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