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2H2S + 2RbClO4 → SO2 + 2ClO2 + Rb2S + 2H2O

硫化水素過塩素酸ルビジウムが反応すると,二酸化硫黄二酸化塩素硫化ルビジウムが生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

還元性化学種と酸化性化学種の反応
還元性化学種還元剤 + 酸化性化学種酸化剤
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
H2S硫化水素2
還元剤
還元性
RbClO4過塩素酸ルビジウム2
酸化剤
酸化性

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
SO2二酸化硫黄1
酸化生成物
ClO2二酸化塩素2
還元生成物
Rb2S硫化ルビジウム1
H2O2

熱力学的変化

標準状態における変化

硫化水素過塩素酸ルビジウムの反応
2H2S気体 + 2RbClO4結晶性固体
SO2気体 + 2ClO2気体 + Rb2S結晶性固体 + 2H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−108.5
1 mol あたり
−54.25
−54.25
1 mol あたり
−108.5
1 mol あたり
−54.25
1 mol あたり
−108.5
1 mol あたり
−54.25

水溶液における変化 (1)

硫化水素過塩素酸ルビジウムの反応
ΔrG−374.8 kJ/mol
K4.59 × 1065
pK−65.66
2H2S水溶液 (非解離状態) + 2RbClO4水溶液 (解離状態)
SO2気体 + 2ClO2気体 + Rb2S水溶液 (解離状態) + 2H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−292.5−374.8282
1 mol あたり
−146.3−187.4141
−146.3−187.4141
1 mol あたり
−292.5−374.8282
1 mol あたり
−146.3−187.4141
1 mol あたり
−292.5−374.8282
1 mol あたり
−146.3−187.4141

水溶液における変化 (2)

硫化水素過塩素酸ルビジウムの反応
ΔrG−375.6 kJ/mol
K6.34 × 1065
pK−65.80
2H2S水溶液 (非解離状態) + 2RbClO4水溶液 (解離状態)
SO2気体 + 2ClO2水溶液 (非解離状態) + Rb2S水溶液 (解離状態) + 2H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−347.7−375.697
1 mol あたり
−173.8−187.849
−173.8−187.849
1 mol あたり
−347.7−375.697
1 mol あたり
−173.8−187.849
1 mol あたり
−347.7−375.697
1 mol あたり
−173.8−187.849

水溶液における変化 (3)

硫化水素過塩素酸ルビジウムの反応
ΔrG−375.3 kJ/mol
K5.62 × 1065
pK−65.75
2H2S水溶液 (非解離状態) + 2RbClO4水溶液 (解離状態)
SO2水溶液 (非解離状態) + 2ClO2気体 + Rb2S水溶液 (解離状態) + 2H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−318.7−375.3195
1 mol あたり
−159.3−187.797.5
−159.3−187.797.5
1 mol あたり
−318.7−375.3195
1 mol あたり
−159.3−187.797.5
1 mol あたり
−318.7−375.3195
1 mol あたり
−159.3−187.797.5

水溶液における変化 (4)

硫化水素過塩素酸ルビジウムの反応
ΔrG−376.1 kJ/mol
K7.76 × 1065
pK−65.89
2H2S水溶液 (非解離状態) + 2RbClO4水溶液 (解離状態)
SO2水溶液 (非解離状態) + 2ClO2水溶液 (非解離状態) + Rb2S水溶液 (解離状態) + 2H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−373.9−376.111
1 mol あたり
−186.9−188.15.5
−186.9−188.15.5
1 mol あたり
−373.9−376.111
1 mol あたり
−186.9−188.15.5
1 mol あたり
−373.9−376.111
1 mol あたり
−186.9−188.15.5

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
H2S (g)-20.63[1]-33.56[1]205.79[1]34.23[1]
H2S (ao)-39.7[1]-27.83[1]121[1]
RbClO4 (cr)-437.23[1]-306.90[1]161.1[1]
RbClO4 (ai)-380.49[1]-292.51[1]303.3[1]
* (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態), (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
SO2 (l)-320.5[1]
SO2 (g)-296.830[1]-300.194[1]248.22[1]39.87[1]
SO2 (ao)-322.980[1]-300.676[1]161.9[1]
ClO2 (g)102.5[1]120.5[1]256.84[1]41.97[1]
ClO2 (ao)74.9[1]120.1[1]164.8[1]
Rb2S (cr)-360.7[1]
Rb2S (ai)-469.4[1]-482.0[1]228.4[1]
H2O (cr)
H2O (l)-285.830[1]-237.129[1]69.91[1]75.291[1]
H2O (g)-241.818[1]-228.572[1]188.825[1]33.577[1]
* (l):液体, (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態), (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態)

参考文献

参考文献一覧

  1. 1
    Janiel J. Reed (1989)
    The NBS Tables of Chemical Thermodynamic Properties: Selected Values for Inorganic and C1 and C2 Organic Substances in SI Units
    National Institute of Standards and Technology (NIST)