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2Fe3O4 + 9Cl2 → 6FeCl3 + 4O2

酸化鉄(II,III)塩素が反応すると,塩化鉄(III)酸素が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

被酸化性化学種と酸化性化学種の反応
被酸化性化学種還元剤 + 酸化性化学種酸化剤
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Fe3O4酸化鉄(II,III)2
還元剤
被酸化性
Cl2塩素9
酸化剤
酸化性

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
FeCl3塩化鉄(III)6
酸化還元生成物
O2酸素4
酸化生成物

熱力学的変化

標準状態における変化

酸化鉄(II,III)塩素の反応
ΔrG26.8 kJ/mol
K0.20 × 10−4
pK4.70
2Fe3O4結晶性固体 + 9Cl2気体
6FeCl3結晶性固体 + 4O2気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−160.126.8−626.0105.30
1 mol あたり
−80.0513.4−313.052.650
1 mol あたり
−17.792.98−69.5611.700
1 mol あたり
−26.684.47−104.317.550
1 mol あたり
−40.026.70−156.526.325

水溶液における変化 (1)

酸化鉄(II,III)塩素の反応
ΔrG−458.7 kJ/mol
K2.29 × 1080
pK−80.36
2Fe3O4結晶性固体 + 9Cl2水溶液 (非解離状態)
6FeCl3水溶液 (非解離状態) + 4O2気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−458.7
1 mol あたり
−229.3
1 mol あたり
−50.97
1 mol あたり
−76.45
1 mol あたり
−114.7

水溶液における変化 (2)

酸化鉄(II,III)塩素の反応
ΔrG−393.1 kJ/mol
K7.38 × 1068
pK−68.87
2Fe3O4結晶性固体 + 9Cl2水溶液 (非解離状態)
6FeCl3水溶液 (非解離状態) + 4O2水溶液 (非解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−393.1
1 mol あたり
−196.6
1 mol あたり
−43.68
1 mol あたり
−65.52
1 mol あたり
−98.28

水溶液における変化 (3)

酸化鉄(II,III)塩素の反応
ΔrG−421.5 kJ/mol
K6.98 × 1073
pK−73.84
2Fe3O4結晶性固体 + 9Cl2水溶液 (非解離状態)
6FeCl3水溶液 (解離状態) + 4O2気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−853.8−421.5−1440
1 mol あたり
−426.9−210.8−720.0
1 mol あたり
−94.87−46.83−160.0
1 mol あたり
−142.3−70.25−240.0
1 mol あたり
−213.4−105.4−360.0

水溶液における変化 (4)

酸化鉄(II,III)塩素の反応
ΔrG−355.9 kJ/mol
K2.24 × 1062
pK−62.35
2Fe3O4結晶性固体 + 9Cl2水溶液 (非解離状態)
6FeCl3水溶液 (解離状態) + 4O2水溶液 (非解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−900.6−355.9−1817
1 mol あたり
−450.3−177.9−908.5
1 mol あたり
−100.1−39.54−201.9
1 mol あたり
−150.1−59.32−302.8
1 mol あたり
−225.2−88.97−454.3

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Fe3O4 (cr)-1118.4[1]-1015.4[1]146.4[1]143.43[1]
Cl2 (g)0[1]0[1]223.066[1]33.907[1]
Cl2 (ao)-23.4[1]6.94[1]121[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
FeCl3 (cr)-399.49[1]-334.00[1]142.3[1]96.65[1]
FeCl3 (g)-254.0[1]
FeCl3 (ai)-550.2[1]-398.3[1]-146.4[1]
FeCl3 (ao)-404.5[1]
FeCl3 (cr)
6水和物
-2223.8[1]
O2 (g)0[1]0[1]205.138[1]29.355[1]
O2 (ao)-11.7[1]16.4[1]110.9[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ai):水溶液 (解離状態), (ao):水溶液 (非解離状態)

参考文献

参考文献一覧

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