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2KHS + 2NH3 🔥→ K2S + (NH4)2S

硫化水素カリウムアンモニアが反応すると,硫化カリウム硫化アンモニウムが生成します。この反応は酸塩基反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

酸性塩と塩基の反応
酸性塩ブレンステッド酸 + 塩基ブレンステッド塩基
共役塩基 + (H2O)
酸性塩と非水酸化物塩基の反応
酸性塩ブレンステッド酸 + 非水酸化物塩基ブレンステッド塩基
共役酸塩基

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
KHS硫化水素カリウム2
ブレンステッド酸
酸性塩
NH3アンモニア2
ブレンステッド塩基
塩基
非水酸化物塩基

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
K2S硫化カリウム1
共役塩基
共役酸塩基
(NH4)2S硫化アンモニウム1
共役塩基
共役酸塩基

熱力学的変化

水溶液における変化

硫化水素カリウムアンモニアの反応
ΔrG42.1 kJ/mol
K0.42 × 10−7
pK7.38
2KHS水溶液 (解離状態) + 2NH3水溶液 (非解離状態)
🔥
K2S水溶液 (解離状態) + (NH4)2S水溶液 (解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−2.942.1−150.7
−1.421.1−75.35
1 mol あたり
−1.421.1−75.35
1 mol あたり
−2.942.1−150.7
−2.942.1−150.7

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
KHS (cr)-265.10[1]75.31[1]
KHS (ai)-269.9[1]-271.19[1]165.3[1]
KHS (cr)
0.25水和物
-337.2[1]
NH3 (g)-46.11[1]-16.45[1]192.45[1]35.06[1]
NH3 (ao)-80.29[1]-26.50[1]111.3[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態), (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
K2S (cr)-380.7[1]-364.0[1]105[1]
K2S (ai)-471.5[1]-480.7[1]190.4[1]
K2S (cr)
2水和物
-975.3[1]
K2S (cr)
5水和物
-1871.5[1]
(NH4)2S (ai)-231.8[1]-72.6[1]212.1[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態)

参考文献

参考文献一覧

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