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2KHS + 2CsOH → K2S + Cs2S + 2H2O

硫化水素カリウム水酸化セシウムが反応すると,硫化カリウム硫化セシウムが生成します。この反応は酸塩基反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

酸性塩と塩基の反応
酸性塩ブレンステッド酸 + 塩基ブレンステッド塩基
共役塩基 + (H2O)
酸性塩と水酸化物塩基の反応
酸性塩ブレンステッド酸 + 水酸化物塩基ブレンステッド塩基
共役塩基 + H2O共役酸

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
KHS硫化水素カリウム2
ブレンステッド酸
酸性塩
CsOH水酸化セシウム2
ブレンステッド塩基
塩基
水酸化物塩基

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
K2S硫化カリウム1
共役塩基
Cs2S硫化セシウム1
共役塩基
H2O2
共役酸

熱力学的変化

標準状態における変化

硫化水素カリウム水酸化セシウムの反応
2KHS結晶性固体 + 2CsOH結晶性固体
K2S結晶性固体 + Cs2S結晶性固体 + 2H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
52.5
26.3
1 mol あたり
26.3
1 mol あたり
52.5
1 mol あたり
52.5
1 mol あたり
26.3

水溶液における変化

硫化水素カリウム水酸化セシウムの反応
ΔrG−12.4 kJ/mol
K1.49 × 102
pK−2.17
2KHS水溶液 (解離状態) + 2CsOH水溶液 (解離状態)
K2S水溶液 (解離状態) + Cs2S水溶液 (解離状態) + 2H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−10.5−12.46.5
−5.25−6.203.3
1 mol あたり
−5.25−6.203.3
1 mol あたり
−10.5−12.46.5
1 mol あたり
−10.5−12.46.5
1 mol あたり
−5.25−6.203.3

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
KHS (cr)-265.10[1]75.31[1]
KHS (ai)-269.9[1]-271.19[1]165.3[1]
KHS (cr)
0.25水和物
-337.2[1]
CsOH (cr)-417.23[1]
CsOH (g)-247[1]-247[1]254.83[1]49.71[1]
CsOH (ai)-488.27[1]-449.25[1]122.30[1]
CsOH (cr)
1水和物
-754.04[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態), (g):気体

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
K2S (cr)-380.7[1]-364.0[1]105[1]
K2S (ai)-471.5[1]-480.7[1]190.4[1]
K2S (cr)
2水和物
-975.3[1]
K2S (cr)
5水和物
-1871.5[1]
Cs2S (cr)-359.8[1]
Cs2S (ai)-483.7[1]-498.3[1]251.5[1]
H2O (cr)
H2O (l)-285.830[1]-237.129[1]69.91[1]75.291[1]
H2O (g)-241.818[1]-228.572[1]188.825[1]33.577[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態), (l):液体, (g):気体

参考文献

参考文献一覧

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