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2KI + 2Cl2O → 2KClO + I2 + Cl2

ヨウ化カリウム一酸化二塩素が反応すると,次亜塩素酸カリウムヨウ素塩素が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

被酸化性化学種と酸化性化学種の反応
被酸化性化学種還元剤 + 酸化性化学種酸化剤
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
KIヨウ化カリウム2
還元剤
被酸化性
Cl2O一酸化二塩素2
酸化剤
酸化性

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
KClO次亜塩素酸カリウム2
I2ヨウ素1
酸化生成物
Cl2塩素1
還元生成物

熱力学的変化

水溶液における変化 (1)

ヨウ化カリウム一酸化二塩素の反応
ΔrG−149.7 kJ/mol
K1.68 × 1026
pK−26.23
2KI水溶液 (解離状態) + 2Cl2O気体
2KClO水溶液 (解離状態) + I2水溶液 (非解離状態) + Cl2気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−241.7−149.7−308
1 mol あたり
−120.8−74.85−154
1 mol あたり
−120.8−74.85−154
−120.8−74.85−154
1 mol あたり
−241.7−149.7−308
1 mol あたり
−241.7−149.7−308

水溶液における変化 (2)

ヨウ化カリウム一酸化二塩素の反応
ΔrG−142.8 kJ/mol
K1.04 × 1025
pK−25.02
2KI水溶液 (解離状態) + 2Cl2O気体
2KClO水溶液 (解離状態) + I2水溶液 (非解離状態) + Cl2水溶液 (非解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−265.1−142.8−410
1 mol あたり
−132.6−71.40−205
1 mol あたり
−132.6−71.40−205
−132.6−71.40−205
1 mol あたり
−265.1−142.8−410
1 mol あたり
−265.1−142.8−410

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
KI (cr)-327.900[1]-324.892[1]106.32[1]52.93[1]
KI (g)-125.5[1]-166.1[1]258.3[1]37.11[1]
KI (ai)-307.57[1]-334.85[1]213.8[1]-120.5[1]
Cl2O (g)80.3[1]97.9[1]266.21[1]45.40[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ai):水溶液 (解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
KClO (ai)-359.4[1]-320.0[1]146[1]
I2 (cr)0[1]0[1]116.135[1]54.438[1]
I2 (g)62.438[1]19.327[1]260.69[1]36.90[1]
I2 (ao)22.6[1]16.40[1]137.2[1]
Cl2 (g)0[1]0[1]223.066[1]33.907[1]
Cl2 (ao)-23.4[1]6.94[1]121[1]
* (ai):水溶液 (解離状態), (cr):結晶性固体, (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態)

参考文献

参考文献一覧

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