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2KI + 2FeCl3 🔥→ 2KCl + I2 + 2FeCl2

ヨウ化カリウム塩化鉄(III)が反応すると,塩化カリウムヨウ素塩化鉄(II)が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

被酸化性化学種と被還元性化学種の反応
被酸化性化学種還元剤 + 被還元性化学種酸化剤
🔥
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
KIヨウ化カリウム2
還元剤
被酸化性
FeCl3塩化鉄(III)2
酸化剤
被還元性

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
KCl塩化カリウム2
I2ヨウ素1
酸化生成物
FeCl2塩化鉄(II)2
還元生成物

熱力学的変化

標準状態における変化

ヨウ化カリウム塩化鉄(III)の反応
ΔrG−105.10 kJ/mol
K2.59 × 1018
pK−18.41
2KI結晶性固体 + 2FeCl3結晶性固体
🔥
2KCl結晶性固体 + I2結晶性固体 + 2FeCl2結晶性固体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−102.29−105.1020.011.18
1 mol あたり
−51.145−52.55010.05.590
1 mol あたり
−51.145−52.55010.05.590
1 mol あたり
−51.145−52.55010.05.590
1 mol あたり
−102.29−105.1020.011.18
1 mol あたり
−51.145−52.55010.05.590

水溶液における変化 (1)

ヨウ化カリウム塩化鉄(III)の反応
ΔrG107.9 kJ/mol
K0.12 × 10−18
pK18.90
2KI水溶液 (解離状態) + 2FeCl3水溶液 (非解離状態)
🔥
2KCl水溶液 (解離状態) + I2水溶液 (非解離状態) + 2FeCl2水溶液 (非解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
107.9
1 mol あたり
53.95
1 mol あたり
53.95
1 mol あたり
53.95
1 mol あたり
107.9
1 mol あたり
53.95

水溶液における変化 (2)

ヨウ化カリウム塩化鉄(III)の反応
ΔrG−16.6 kJ/mol
K8.09 × 102
pK−2.91
2KI水溶液 (解離状態) + 2FeCl3水溶液 (非解離状態)
🔥
2KCl水溶液 (解離状態) + I2水溶液 (非解離状態) + 2FeCl2水溶液 (解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−16.6
1 mol あたり
−8.30
1 mol あたり
−8.30
1 mol あたり
−8.30
1 mol あたり
−16.6
1 mol あたり
−8.30

水溶液における変化 (3)

ヨウ化カリウム塩化鉄(III)の反応
ΔrG95.5 kJ/mol
K0.19 × 10−16
pK16.73
2KI水溶液 (解離状態) + 2FeCl3水溶液 (解離状態)
🔥
2KCl水溶液 (解離状態) + I2水溶液 (非解離状態) + 2FeCl2水溶液 (非解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
95.5
1 mol あたり
47.8
1 mol あたり
47.8
1 mol あたり
47.8
1 mol あたり
95.5
1 mol あたり
47.8

水溶液における変化 (4)

ヨウ化カリウム塩化鉄(III)の反応
ΔrG−29.0 kJ/mol
K1.20 × 105
pK−5.08
2KI水溶液 (解離状態) + 2FeCl3水溶液 (解離状態)
🔥
2KCl水溶液 (解離状態) + I2水溶液 (非解離状態) + 2FeCl2水溶液 (解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
52.3−29.0271.0
1 mol あたり
26.1−14.5135.5
1 mol あたり
26.1−14.5135.5
1 mol あたり
26.1−14.5135.5
1 mol あたり
52.3−29.0271.0
1 mol あたり
26.1−14.5135.5

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
KI (cr)-327.900[1]-324.892[1]106.32[1]52.93[1]
KI (g)-125.5[1]-166.1[1]258.3[1]37.11[1]
KI (ai)-307.57[1]-334.85[1]213.8[1]-120.5[1]
FeCl3 (cr)-399.49[1]-334.00[1]142.3[1]96.65[1]
FeCl3 (g)-254.0[1]
FeCl3 (ai)-550.2[1]-398.3[1]-146.4[1]
FeCl3 (ao)-404.5[1]
FeCl3 (cr)
6水和物
-2223.8[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ai):水溶液 (解離状態), (ao):水溶液 (非解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
KCl (cr)-436.747[1]-409.14[1]82.59[1]51.30[1]
KCl (g)-214.14[1]-233.0[1]239.10[1]36.48[1]
KCl (ai)-419.53[1]-414.49[1]159.0[1]-114.6[1]
I2 (cr)0[1]0[1]116.135[1]54.438[1]
I2 (g)62.438[1]19.327[1]260.69[1]36.90[1]
I2 (ao)22.6[1]16.40[1]137.2[1]
FeCl2 (cr)-341.79[1]-302.30[1]117.95[1]76.65[1]
FeCl2 (g)-148.5[1]
FeCl2 (ai)-423.4[1]-341.34[1]-24.7[1]
FeCl2 (ao)-279.1[1]
FeCl2 (cr)
2水和物
-953.1[1]
FeCl2 (cr)
4水和物
-1549.3[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ai):水溶液 (解離状態), (ao):水溶液 (非解離状態)

参考文献

参考文献一覧

  1. 1
    Janiel J. Reed (1989)
    The NBS Tables of Chemical Thermodynamic Properties: Selected Values for Inorganic and C1 and C2 Organic Substances in SI Units
    National Institute of Standards and Technology (NIST)