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2AgNO3 + CuCl2 💧→ 2AgCl↓ + Cu(NO3)2

硝酸銀(I)塩化銅(II)が反応すると,塩化銀(I)硝酸銅(II)が生成します。この反応は酸塩基反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

沈殿反応
水と混和/水に易溶/水に可溶ルイス酸 + 水と混和/水に易溶/水に可溶ルイス塩基
💧
水に不溶/水に難溶/水に微溶ルイス共役体 + 生成物(非酸化還元生成物)

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
AgNO3硝酸銀(I)2
ルイス酸
水に易溶
CuCl2塩化銅(II)1
ルイス塩基
水に易溶

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
AgCl塩化銀(I)2
ルイス共役体
水に不溶
Cu(NO3)2硝酸銅(II)1
非酸化還元生成物

熱力学的変化

標準状態における変化

硝酸銀(I)塩化銅(II)の反応
2AgNO3結晶性固体 + CuCl2結晶性固体
💧
2AgCl結晶性固体 + Cu(NO3)2結晶性固体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−88.2
1 mol あたり
−44.1
1 mol あたり
−88.2
1 mol あたり
−44.1
1 mol あたり
−88.2

水溶液における変化 (1)

硝酸銀(I)塩化銅(II)の反応
ΔrG1.0 kJ/mol
K0.67 × 100
pK0.18
2AgNO3水溶液 (解離状態) + CuCl2水溶液 (非解離状態)
💧
2AgCl水溶液 (解離状態) + Cu(NO3)2水溶液 (解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
1.0
1 mol あたり
0.50
1 mol あたり
1.0
1 mol あたり
0.50
1 mol あたり
1.0

水溶液における変化 (2)

硝酸銀(I)塩化銅(II)の反応
ΔrG−36.4 kJ/mol
K2.38 × 106
pK−6.38
2AgNO3水溶液 (解離状態) + CuCl2水溶液 (非解離状態)
💧
2AgCl水溶液 (非解離状態) + Cu(NO3)2水溶液 (解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−36.4
1 mol あたり
−18.2
1 mol あたり
−36.4
1 mol あたり
−18.2
1 mol あたり
−36.4

水溶液における変化 (3)

硝酸銀(I)塩化銅(II)の反応
ΔrG−2.4 kJ/mol
K2.63 × 100
pK−0.42
2AgNO3水溶液 (非解離状態) + CuCl2水溶液 (非解離状態)
💧
2AgCl水溶液 (解離状態) + Cu(NO3)2水溶液 (解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−2.4
1 mol あたり
−1.2
1 mol あたり
−2.4
1 mol あたり
−1.2
1 mol あたり
−2.4

水溶液における変化 (4)

硝酸銀(I)塩化銅(II)の反応
ΔrG−39.7 kJ/mol
K9.02 × 106
pK−6.96
2AgNO3水溶液 (非解離状態) + CuCl2水溶液 (非解離状態)
💧
2AgCl水溶液 (非解離状態) + Cu(NO3)2水溶液 (解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−39.7
1 mol あたり
−19.9
1 mol あたり
−39.7
1 mol あたり
−19.9
1 mol あたり
−39.7

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
AgNO3 (cr)-124.39[1]-33.41[1]140.92[1]93.05[1]
AgNO3 (ai)-101.80[1]-34.16[1]219.2[1]-64.9[1]
AgNO3 (ao)-32.49[1]
CuCl2 (cr)-220.1[1]-175.7[1]108.07[1]71.88[1]
CuCl2 (ao)-197.9[1]
CuCl2 (cr)
2水和物
-821.3[1]-655.9[1]167[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態), (ao):水溶液 (非解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
AgCl (cr)-127.068[1]-109.789[1]96.2[1]50.79[1]
AgCl (g)245.92[1]35.86[1]
AgCl (ai)-61.580[1]-54.120[1]129.3[1]-114.6[1]
AgCl (ao)-72.8[1]-72.8[1]154.0[1]
Cu(NO3)2 (cr)-302.9[1]
Cu(NO3)2 (ai)-349.95[1]-157.02[1]193.3[1]
Cu(NO3)2 (cr)
3水和物
-1217.1[1]
Cu(NO3)2 (cr)
6水和物
-2110.8[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ai):水溶液 (解離状態), (ao):水溶液 (非解離状態)

参考文献

参考文献一覧

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