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2AgNO3 + Li2S 💧→ Ag2S↓ + 2LiNO3

硝酸銀(I)硫化リチウムが反応すると,硫化銀(I)硝酸リチウムが生成します。この反応は酸塩基反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

沈殿反応
水と混和/水に易溶/水に可溶ルイス酸 + 水と混和/水に易溶/水に可溶ルイス塩基
💧
水に不溶/水に難溶/水に微溶ルイス共役体 + 生成物(非酸化還元生成物)

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
AgNO3硝酸銀(I)2
ルイス酸
水に易溶
Li2S硫化リチウム1
ルイス塩基
水に易溶

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Ag2S硫化銀(I)1
ルイス共役体
水に不溶
LiNO3硝酸リチウム2
非酸化還元生成物

熱力学的変化

標準状態における変化 (1)

硝酸銀(I)硫化リチウムの反応
2AgNO3結晶性固体 + Li2S結晶性固体
💧
Ag2S結晶性固体α, 直方晶 + 2LiNO3結晶性固体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−308.7
1 mol あたり
−154.3
1 mol あたり
−308.7
1 mol あたり
−308.7
1 mol あたり
−154.3

標準状態における変化 (2)

硝酸銀(I)硫化リチウムの反応
2AgNO3結晶性固体 + Li2S結晶性固体
💧
Ag2S結晶性固体β + 2LiNO3結晶性固体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−305.5
1 mol あたり
−152.8
1 mol あたり
−305.5
1 mol あたり
−305.5
1 mol あたり
−152.8

水溶液における変化 (1)

硝酸銀(I)硫化リチウムの反応
2AgNO3水溶液 (解離状態) + Li2S結晶性固体
💧
Ag2S結晶性固体α, 直方晶 + 2LiNO3水溶液 (解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−359.3
1 mol あたり
−179.7
1 mol あたり
−359.3
1 mol あたり
−359.3
1 mol あたり
−179.7

水溶液における変化 (2)

硝酸銀(I)硫化リチウムの反応
2AgNO3水溶液 (解離状態) + Li2S結晶性固体
💧
Ag2S結晶性固体α, 直方晶 + 2LiNO3水溶液 (非解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
1 mol あたり
1 mol あたり
1 mol あたり
1 mol あたり

水溶液における変化 (3)

硝酸銀(I)硫化リチウムの反応
2AgNO3水溶液 (非解離状態) + Li2S結晶性固体
💧
Ag2S結晶性固体α, 直方晶 + 2LiNO3水溶液 (解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
1 mol あたり
1 mol あたり
1 mol あたり
1 mol あたり

水溶液における変化 (4)

硝酸銀(I)硫化リチウムの反応
2AgNO3水溶液 (非解離状態) + Li2S結晶性固体
💧
Ag2S結晶性固体α, 直方晶 + 2LiNO3水溶液 (非解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
1 mol あたり
1 mol あたり
1 mol あたり
1 mol あたり

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
AgNO3 (cr)-124.39[1]-33.41[1]140.92[1]93.05[1]
AgNO3 (ai)-101.80[1]-34.16[1]219.2[1]-64.9[1]
AgNO3 (ao)-32.49[1]
Li2S (cr)-441.4[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態), (ao):水溶液 (非解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Ag2S (cr)
α, 直方晶
-32.59[1]-40.67[1]144.01[1]76.53[1]
Ag2S (cr)
β
-29.41[1]-39.46[1]150.6[1]
LiNO3 (cr)-483.13[1]-381.1[1]90.0[1]
LiNO3 (ai)-485.85[1]-404.5[1]160.2[1]-18.0[1]
LiNO3 (ao)-406.6[1]
LiNO3 (cr)
3水和物
-1374.4[1]-1103.5[1]223.4[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態), (ao):水溶液 (非解離状態)

参考文献

参考文献一覧

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