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2NaCl + 3N2O3 🔥→ 2NaNO2 + Cl2O + 4NO

塩化ナトリウム三酸化二窒素が反応すると,亜硝酸ナトリウム一酸化二塩素一酸化窒素が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

難酸化性化学種と酸化性化学種の反応
難酸化性化学種還元剤 + 酸化性化学種酸化剤
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
NaCl塩化ナトリウム2
還元剤
難酸化性
N2O3三酸化二窒素3
酸化剤
酸化性

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
NaNO2亜硝酸ナトリウム2
Cl2O一酸化二塩素1
酸化生成物
NO一酸化窒素4
還元生成物

熱力学的変化

標準状態における変化

塩化ナトリウム三酸化二窒素の反応
ΔrG224.9 kJ/mol
K0.40 × 10−39
pK39.40
2NaCl結晶性固体 + 3N2O3気体
🔥
2NaNO2結晶性固体 + Cl2O気体 + 4NO気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
295.1224.9235.8
1 mol あたり
147.6112.5117.9
1 mol あたり
98.3774.9778.60
147.6112.5117.9
1 mol あたり
295.1224.9235.8
1 mol あたり
73.7856.2358.95

水溶液における変化

塩化ナトリウム三酸化二窒素の反応
2NaCl水溶液 (解離状態) + 3N2O3液体
🔥
2NaNO2水溶液 (解離状態) + Cl2O気体 + 4NO気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
415.4
1 mol あたり
207.7
1 mol あたり
138.5
207.7
1 mol あたり
415.4
1 mol あたり
103.8

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
NaCl (cr)-411.153[1]-384.138[1]72.13[1]50.50[1]
NaCl (g)-176.65[1]-196.66[1]229.81[1]35.77[1]
NaCl (ai)-407.27[1]-393.133[1]115.5[1]-90.0[1]
N2O3 (l)50.29[1]
N2O3 (g)83.72[1]139.46[1]312.28[1]65.61[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ai):水溶液 (解離状態), (l):液体

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
NaNO2 (cr)-358.65[1]-284.55[1]103.8[1]
NaNO2 (ai)-344.8[1]-294.1[1]182.0[1]-51.0[1]
Cl2O (g)80.3[1]97.9[1]266.21[1]45.40[1]
NO (g)90.25[1]86.55[1]210.761[1]29.844[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態), (g):気体

参考文献

参考文献一覧

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