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3Ca(ClO)2 + 2K3PO4 💧→ Ca3(PO4)2↓ + 6KClO

次亜塩素酸カルシウムリン酸カリウムが反応すると,リン酸カルシウム次亜塩素酸カリウムが生成します。この反応は酸塩基反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

沈殿反応
水と混和/水に易溶/水に可溶ルイス酸 + 水と混和/水に易溶/水に可溶ルイス塩基
💧
水に不溶/水に難溶/水に微溶ルイス共役体 + 生成物(非酸化還元生成物)

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Ca(ClO)2次亜塩素酸カルシウム3
ルイス酸
水に可溶
K3PO4リン酸カリウム2
ルイス塩基
水に易溶

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Ca3(PO4)2リン酸カルシウム1
ルイス共役体
水に難溶
KClO次亜塩素酸カリウム6
非酸化還元生成物

熱力学的変化

水溶液における変化 (1)

次亜塩素酸カルシウムリン酸カリウムの反応
3Ca(ClO)2水溶液 + 2K3PO4水溶液 (解離状態)
💧
Ca3(PO4)2結晶性固体β, 低温型 + 6KClO水溶液 (解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
55.4
18.5
1 mol あたり
27.7
55.4
9.23

水溶液における変化 (2)

次亜塩素酸カルシウムリン酸カリウムの反応
3Ca(ClO)2水溶液 + 2K3PO4水溶液 (解離状態)
💧
Ca3(PO4)2結晶性固体α, 高温型 + 6KClO水溶液 (解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
66.3
22.1
1 mol あたり
33.1
66.3
11.0

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Ca(ClO)2 (aq)-754.4[1]
K3PO4 (cr)-1950.2[1]
K3PO4 (ai)-2034.7[1]-1868.7[1]87.2[1]
* (aq):水溶液, (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Ca3(PO4)2 (cr)
β, 低温型
-4120.8[1]-3884.7[1]236.0[1]227.82[1]
Ca3(PO4)2 (cr)
α, 高温型
-4109.9[1]-3875.5[1]240.91[1]231.58[1]
Ca3(PO4)2 (ai)-4183.2[1]-3698.1[1]-599.9[1]
KClO (ai)-359.4[1]-320.0[1]146[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態)

参考文献

参考文献一覧

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