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3H2 + Co(NO3)2 → 2NO + CoO + 3H2O

水素硝酸コバルト(II)が反応すると,一酸化窒素酸化コバルト(II)が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

還元性化学種と酸化性化学種の反応
還元性化学種還元剤 + 酸化性化学種酸化剤
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
H2水素3
還元剤
還元性
Co(NO3)2硝酸コバルト(II)1
酸化剤
酸化性

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
NO一酸化窒素2
還元生成物
CoO酸化コバルト(II)1
H2O3
酸化生成物

熱力学的変化

標準状態における変化

水素硝酸コバルト(II)の反応
3H2気体 + Co(NO3)2結晶性固体
2NO気体 + CoO結晶性固体 + 3H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−494.4
1 mol あたり
−164.8
1 mol あたり
−494.4
1 mol あたり
−247.2
1 mol あたり
−494.4
1 mol あたり
−164.8

水溶液における変化

水素硝酸コバルト(II)の反応
ΔrG−528.4 kJ/mol
K3.73 × 1092
pK−92.57
3H2水溶液 (非解離状態) + Co(NO3)2水溶液 (解離状態)
2NO気体 + CoO結晶性固体 + 3H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−429.5−528.4−1227
1 mol あたり
−143.2−176.1−409.0
1 mol あたり
−429.5−528.4−1227
1 mol あたり
−214.8−264.2−613.5
1 mol あたり
−429.5−528.4−1227
1 mol あたり
−143.2−176.1−409.0

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
H2 (g)0[1]0[1]130.684[1]28.824[1]
H2 (ao)-4.2[1]17.6[1]577[1]
Co(NO3)2 (cr)-420.5[1]
Co(NO3)2 (ai)-472.8[1]-276.9[1]180[1]
Co(NO3)2 (cr)
2水和物
-1021.7[1]
Co(NO3)2 (cr)
3水和物
-1325.9[1]
Co(NO3)2 (cr)
4水和物
-1630.5[1]
Co(NO3)2 (cr)
6水和物
-2211.20[1]452[1]
* (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態), (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
NO (g)90.25[1]86.55[1]210.761[1]29.844[1]
CoO (cr)-237.94[1]-214.20[1]52.97[1]55.23[1]
H2O (cr)
H2O (l)-285.830[1]-237.129[1]69.91[1]75.291[1]
H2O (g)-241.818[1]-228.572[1]188.825[1]33.577[1]
* (g):気体, (cr):結晶性固体, (l):液体

参考文献

参考文献一覧

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