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3H2 + SeO2 → H2Se + 2H2O

水素二酸化セレンが反応すると,セレン化水素が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

還元性化学種と被還元性化学種の反応
還元性化学種還元剤 + 被還元性化学種酸化剤
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
H2水素3
還元剤
還元性
SeO2二酸化セレン1
酸化剤
被還元性

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
H2Seセレン化水素1
酸化還元生成物
H2O2
酸化生成物

熱力学的変化

標準状態における変化

水素二酸化セレンの反応
3H2気体 + SeO2結晶性固体
H2Se気体 + 2H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−316.6
1 mol あたり
−105.5
1 mol あたり
−316.6
1 mol あたり
−316.6
1 mol あたり
−158.3

水溶液における変化 (1)

水素二酸化セレンの反応
3H2水溶液 (非解離状態) + SeO2水溶液
H2Se気体 + 2H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−307.7
1 mol あたり
−102.6
1 mol あたり
−307.7
1 mol あたり
−307.7
1 mol あたり
−153.8

水溶液における変化 (2)

水素二酸化セレンの反応
3H2水溶液 (非解離状態) + SeO2水溶液
H2Se水溶液 (非解離状態) + 2H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−318.2
1 mol あたり
−106.1
1 mol あたり
−318.2
1 mol あたり
−318.2
1 mol あたり
−159.1

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
H2 (g)0[1]0[1]130.684[1]28.824[1]
H2 (ao)-4.2[1]17.6[1]577[1]
SeO2 (cr)-225.35[1]
SeO2 (aq)-221.63[1]
* (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態), (cr):結晶性固体, (aq):水溶液

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
H2Se (g)29.7[1]15.9[1]219.02[1]34.73[1]
H2Se (ao)19.2[1]22.2[1]163.6[1]
H2O (cr)
H2O (l)-285.830[1]-237.129[1]69.91[1]75.291[1]
H2O (g)-241.818[1]-228.572[1]188.825[1]33.577[1]
* (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態), (cr):結晶性固体, (l):液体

参考文献

参考文献一覧

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