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3H2 + 2B 🔥→ B2H6

水素ホウ素が反応すると,ジボラン(6)が生成します。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

還元性化学種と被還元性化学種の反応
還元性化学種還元剤 + 被還元性化学種酸化剤
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物
非金属と非金属の反応
非金属還元剤 + 非金属酸化剤
二元化合物酸化還元生成物

各原子の酸化数

水素ホウ素の反応

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
H2水素3
還元剤
還元性
非金属
Bホウ素2
酸化剤
被還元性
非金属

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
B2H6ジボラン(6)1
酸化還元生成物
二元化合物

熱力学的変化

標準状態における変化 (1)

水素ホウ素の反応
ΔrG86.7 kJ/mol
K0.65 × 10−15
pK15.19
3H2気体 + 2B結晶性固体
🔥
B2H6気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
35.686.7−171.66−51.75
1 mol あたり
11.928.9−57.220−17.25
1 mol あたり
17.843.4−85.830−25.88
1 mol あたり
35.686.7−171.66−51.75

標準状態における変化 (2)

水素ホウ素の反応
3H2気体 + 2B非晶質固体xは未確定の残余エントロピー
🔥
B2H6気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
28.0−153.41−53.51
1 mol あたり
9.33−51.137−17.84
1 mol あたり
14.0−76.705−26.75
1 mol あたり
28.0−153.41−53.51

水溶液における変化

水素ホウ素の反応
ΔrG33.9 kJ/mol
K0.12 × 10−5
pK5.94
3H2水溶液 (非解離状態) + 2B結晶性固体
🔥
B2H6気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
48.233.9−1511
1 mol あたり
16.111.3−503.7
1 mol あたり
24.116.9−755.5
1 mol あたり
48.233.9−1511

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
H2 (g)0[1]0[1]130.684[1]28.824[1]
H2 (ao)-4.2[1]17.6[1]577[1]
B (cr)0[1]0[1]5.86[1]11.09[1]
B (am)
xは未確定の残余エントロピー
3.8[1]6.53+x[1]11.97[1]
B (g)562.7[1]518.8[1]153.45[1]20.799[1]
* (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態), (cr):結晶性固体, (am):非晶質固体

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
B2H6 (g)35.6[1]86.7[1]232.11[1]56.90[1]
* (g):気体

参考文献

参考文献一覧

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