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3H2S + 2CsClO4 → 2H2SO3 + Cl2O + Cs2S + H2O

硫化水素過塩素酸セシウムが反応すると,亜硫酸一酸化二塩素硫化セシウムが生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

還元性化学種と酸化性化学種の反応
還元性化学種還元剤 + 酸化性化学種酸化剤
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
H2S硫化水素3
還元剤
還元性
CsClO4過塩素酸セシウム2
酸化剤
酸化性

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
H2SO3亜硫酸2
酸化生成物
Cl2O一酸化二塩素1
還元生成物
Cs2S硫化セシウム1
H2O1

熱力学的変化

標準状態における変化

硫化水素過塩素酸セシウムの反応
ΔrG−1028.6 kJ/mol
K1.60 × 10180
pK−180.20
3H2S水溶液 (非解離状態) + 2CsClO4水溶液 (解離状態)
2H2SO3水溶液 (非解離状態) + Cl2O気体 + Cs2S水溶液 (解離状態) + H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−1012.5−1028.659
1 mol あたり
−337.50−342.8720
−506.25−514.3030
1 mol あたり
−506.25−514.3030
1 mol あたり
−1012.5−1028.659
1 mol あたり
−1012.5−1028.659
1 mol あたり
−1012.5−1028.659

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
H2S (g)-20.63[1]-33.56[1]205.79[1]34.23[1]
H2S (ao)-39.7[1]-27.83[1]121[1]
CsClO4 (cr)-443.09[1]-314.26[1]175.06[1]108.28[1]
CsClO4 (ai)-387.61[1]-300.54[1]315.1[1]
* (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態), (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
H2SO3 (ao)-608.81[1]-537.81[1]232.2[1]
Cl2O (g)80.3[1]97.9[1]266.21[1]45.40[1]
Cs2S (cr)-359.8[1]
Cs2S (ai)-483.7[1]-498.3[1]251.5[1]
H2O (cr)
H2O (l)-285.830[1]-237.129[1]69.91[1]75.291[1]
H2O (g)-241.818[1]-228.572[1]188.825[1]33.577[1]
* (ao):水溶液 (非解離状態), (g):気体, (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態), (l):液体

参考文献

参考文献一覧

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